一人の夜、メンヘラモンスターとどう対峙するか

最後に、彼と一緒にいるときは平気なのに、一人きりの夜になると、メンヘラモンスターが暴れ出すという方もいらっしゃると思う。わたしは、好きの気持ちが溢れすぎると紙に「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…」と無限に書き殴る。むちゃくちゃ怖いとお思いだろうが、別に誰にも迷惑を掛けてないし、スッキリするのでとてもオススメである。あとは、掃除と筋トレ・ストレッチも、精神衛生にかなり効く。水回りの掃除はとくにいい。成果が目に見えるので自己肯定感が高まり、おまけに肉体的にも疲労するので質の良い睡眠にも繋がる。

最後に、それでもダメなら般若心経である。べつに仏教にこだわる必要はないのだが、祈りは誰にも迷惑をかけない上、心が慰められる素敵な手段だと思う。不安や辛いことがあるときに唱えると心が救われる。だって冷静に考えてみて、わたしの不安を完全に消し去ることなんて、他人には出来ない。それでは、彼に何をしてもらえば満足だろうか? 背中に名前を彫ってもらう? 愛の証に小指をもらう? 本当にそれで満足するのだろうか? そんなわけはないと思う。
つまりわたしは、不安の解消ではなく、不安の受け皿を求めているのだ。それなら、不安の受け皿としての役目を彼だけに負わせるのではなく、神様仏様にも担ってもらえばいい。

己の中のメンヘラモンスターはきっとこの先も完全に消えはしない。これからも共存し、楽しく生きていけるように努力したいと思っている。ご自身のメンヘラ問題でお困りの女性に、少しでも参考になれば幸いです。ご自愛ください。

Text/うろんちゃん

初出:2017.01.04

次回は <付き合う前にセックスしても傷つかない人と傷つく人>です。
「付き合う前のセックスはしてはいけない」というのが恋愛の定説。だけど、うろんちゃんに言わせれば「見返りを求めてセックスするなら、やめときなさい」とのこと。そんな考えのうろんちゃんが提示するのは、“賭け”としての付き合う前のセックス。幸せを得るために負うべきリスクについて見つめなおしてみませんか?