正解は幾つでもある

意外と、多様性を叫んでいる人が自分以外のやり方や考え方に不寛容であったりします。
例えば、オネエタレントや女装がテレビに出るのに文句を言う同性愛者も一定数います。
同性愛者に対するステロタイプの偏見を助長するという考えのようです。
だけど、オネエタレントは別にLGBTの代表で出ているのではありません。
勿論ステロタイプのオネエキャラだけやらされている場合もありますが、
結局テレビの世界でも残っているのはステロタイプを超えた見識やモノの見方を
出来るオネエです。カテゴライズをされるのは仕方ないことですが、
カテゴライズは実力があれば容易に乗り越えられるのです。
彼らはそれを証明してくれる存在なので、私は応援しています。

正解は幾つでもあって、そう思うと嫌だなと思う他人の考えも
もしかしたら正解かもしれません。

自分の正解だけを妄信するのではなく、いつも柔軟にアップデートと
改善をしながら、心を開いて、自分のアタマで考えて、
自分も自分の好きな人も幸せにできる正解を目指しましょう。
大丈夫。小さい頃はそれをやっていたのです。
誰でもそれが出来るように生まれてきたのだと私は信じています。

Text/肉乃小路ニクヨ