たどり着いた結論とは…

そう、オナニーをするのにだって、それ相応の心の準備や気持ちの盛り上がりが必要なのです。溜まった性欲をただ処理するわけではなく、それなりに楽しみたい。絶頂を目的とするオナニーではなく、終わった後に心から、「あー、気持ちよかった」と思えるようなオナニーがしたい。いったいどうすれば……と悩んだ結果、ひとつの結論にたどり着きました。

オナニーができなければ、セックスをすればいいじゃない!

夜になれば、息子は早々に寝てしまうし、滅多なことでは目を覚ましません。だから、別の部屋でこっそりと、夫とセックスをすることは可能なのです。もちろん、セックスとオナニーは別モノなので、オナニーでしか満たされない部分に不満が残るかもしれないけれど、逆にオナニーでは満たされないものが、セックスでは満たされることある。

むしろ、オナニーにあってセックスに足りないものは何かを考え、そこにセックスを近づけていくことは、よりよいセックスの実現を目指すことになるし、ともすればマンネリに陥りがちな夫婦のセックスも、こうした課題を与えられることで、意欲と新鮮味がわいてくる。セックスというコミュニケーション機会が増えることで夫婦仲が良くなるといういい二次作用もありそうです。さー、自粛生活は、セックスに励むぞ!

Text/大泉りか