「好きだけど約束するほどでもない」ときの男の気持ち

まず、男が「この女いい!」と思ったとします。

そうなると、恋人になって、相手を「自分だけのもの」にしたいと思います。
「俺も他の女としないから、君も俺だけって約束してよ」ということです。これが「付き合う」という事の基本的な「約束」です。

問題は「好きだけど、約束するほどでもない」と思った時の男の気持ちです。

付き合う約束をしてしまうと、自由が奪われるし、他の相手と寝ると、責められるし、そんな面倒なことはしたくないのです。

とはいえ、一方で男には常に「欲しいもの」があります。
それは「気兼ねなくSEXできる女」「自分の話を聞いてくれる女」「自分のファン」のほぼ3つです。
つまり、自分専用のAV嬢と、自分専用のホステスと、自分専用のチアガールが欲しいのです。

(もっとひどいのになると「やれる家政婦」とか「お金をくれる風俗嬢」が欲しい、とか思っているバカ野郎もいます)

「だったら私、頑張ってその3つやる!」なんて言ってはいけません。

なぜならこれは「愛」とは無関係の話なのです。単なる男の願望(欲望)です。

ずるい男は約束をしないままでその願望を叶えようと、ズルズルと曖昧な関係に持ち込もうとするのです。

「いや、私も自由にやるんで、それはそれでいいんです」っていうならそれでもいいでしょう。
女性向けの漫画やドラマでも「イケメンの自分専用SEX相手」とか「ひたすら優しい男友達」とか「ずっと応援してくれてるダンディ」とか「この財産すべてを君にあげたいと思っているダンディ」とか出てきますんで、「願望」ってのは「お互い様」でもあるんです。

でも危険なのは、そういう願望目的の相手を、「愛してしまうこと」です。

「気持ちをはっきり伝えてもらえないままで抱かれてる女の子」が不安で苦しむのは、大人の男ならわかっているはずです。

それを無視して平気でいられる男に、愛があるとは思えません。