困難を女は「愛」で乗り越えられる

――「自分のことを好きな人とはうまく付き合えない、自分ばかり追いかけている恋愛が好きだから」と言う、友人がいるんです。できれば、もっと自分を大事にしてくれる人を見つけてほしいなと思うんですけど、そういうのも自分で気づくしかないんですか?

川﨑

お、狩猟系(笑)。自分で本当に欲しいものは何かを気づかないとね。

――自分でも何か違うと感じることがあるんですかね?<

川﨑

追っているのが好きとは言いながら、満たされていない場合は問題ですよね。心底狩猟が好きなら、それは問題ありませんよね。結婚する際には問題ですが。代償行為で、真夜中に過食に走るとか、お酒を大量に飲んじゃうとか、人や親にあたっていたりしていたら、それは違うのではないかと。

問題行動であればどこかに歪みが出るので、友達が気づかせてあげたり、彼女の嗜好を変えさせるようなミラクルな男性が現れたりするといいんだけどね。大枠で言うと恋愛はドラッグみたいなものなので、追いかけている時にアドレナリンが大量に出るタイプなんでしょうねぇ。相思相愛の安心感とか、満たされ感などを知らないせいか?それとも、そんなの生ぬるいと(笑)。

――満たされるという感覚ってどういう感じなんですかね。愛情に包まれているという感じでしょうか?

川崎

相手を受け入れて、相手にも受け入れられていて、親兄弟よりも理解し合うということではないでしょうか? 恋人同士は、本来いつ別れてもいいわけですよ。通常は誰にも義理立てしなくて良い関係です。法律に縛られているわけじゃないのに二人で一緒にいる。「好き」のなせる業ですよ。その付き合っている状況が継続するのは、奇跡みたいなものです。
「もう明日死んでもいい」というぐらい幸せな恋をいっぱいしてくださいね。

――します!本当に川崎さんステキですね。感動しました。

川崎

40代・子持ちの友達で定期的に集まっているのですが、そこにたまたま20代の婚活女性がまじって悩みを打ち明けてくれたりすると、人生相談会に(笑)。本人はすごく悩んでいても、その悩みは私たちも遠い昔に経験したこと。そして、今思えば人生のうちのほんの一瞬のことで、もっと凄い禍は他にもバンバン(笑)。

妊娠中に感じたのは、女性ホルモンの素晴らしさと恐ろしさ。過剰に出ると女性を綺麗にするんだけど、同時に不安感も植え付けていくんですよ。余計な事に(笑)。だから、肌はピカピカになるのに、マタニティーブルーになったりする。皆さんは妊娠しなくても女性ホルモンがマックスな時期なので、今は悩んだり、くよくよしたりが当たり前の時期なんだ、ぐらいに思っていた方がいいですよ。
殆どの困難を、女は「愛」で乗り越えられますから、大丈夫。

――すごく気が楽になりました。ありがとうございました。今後のブログも楽しみにしています。

古越幸太さん

はい。ぼくら社Blogでの連載は6月末をもって終了となりますが、僕の会社(*1)のHP内で引き続き連載を行っていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

(*1) 株式会社ninoya:https://ninoya.co.jp/