お互い様な未来少年コナンと野生のゴリラ

「女磨きして完璧な女にならなければ結婚できない」という誤解も与えていますが、周りのリアル夫婦を見ると、完璧な妻や夫など1人もいません。
既婚者が語るのは「夫婦って割れ鍋に綴じ蓋だよね」という言葉。お互いに欠点があってデコボコしてるけど、ピッタリ合う組み合わせ。
完璧を目指すのではなく、完璧じゃないままでマッチングする相手を探すのが幸せな結婚のカギ。

 ここでいうマッチングも「私たち価値観やライフスタイルがピッタリなんです☆キラキラ~」と素敵なものではなく、むしろ素敵じゃない部分で合うことが肝心。

 たとえばうちの夫婦でいうと、雑加減がピッタリ。
私は床に散らかったモノを足で拾ううちに未来少年コナンのように足の指が器用になった者ですが(リモコン操作も足の指でできる)、夫も入浴した後の脱衣所は野生のゴリラが水浴びしたかと疑うほどビッシャビシャ。
片方が几帳面だったら3日で離婚協議になったでしょう。

 周りの既婚女子も「夫婦ともに出不精で家でずっと漫画読んでても平気」とか「とにかく悪口のセンスが合う、夫と一緒に芸能人をディスってると『この人と結婚してよかった…!』と多幸感に包まれる」と言います。

 お互いに高め合い成長できる相手を探すよりも、「ま、お互い様だよね」と思える相手、カッコつけずにすむ相手を探すのが長続きする結婚のカギ。