結婚しないと決めた女たち

33歳でマンションを購入した女友達に「なんで購入を決めたの?」と聞いたら「自分は一生結婚しないと思ったから」と返ってきて「33歳で?結論早ぇな!」と驚きました。彼女いわく「自分は他人と一緒に住むのが無理だと思ったから」。

その友人の家は、真っ白です。壁紙が白いとかいうレベルじゃなく、すべての家具を壁の中に収納できるようリフォームして、真っ白な箱のような空間。「ここは…精神病院?」と聞くと「何もない空間じゃないとくつろげないの」と彼女。

彼女いわく「エアコンの出っ張りさえ気になる」んだそう。そんな人にとっては、家に男なんかいたら邪魔でしかたないでしょう。
その話を聞いた独身の友人達は「迷いがなくて羨ましい」と言っていました。「結婚するの?しないの?」とモヤモヤしてる時って苦しいですよね。

個人差はあるけど、30過ぎるとだんだん自分の向き不向きがわかってきます。

別の女友達は「私はマイペースで他人と住むのが苦手だから、結婚は向いてないと思う」と35歳で非婚宣言をしました。その2年後、37歳の時に相性のいい彼氏と出会い、現在は「スープの冷めない距離に住み、会いたい時に会う関係」を続けています。彼女いわく「今の状態がお互いにとってベスト」なんだとか。

…と色んな例を挙げましたが、皆さんも「自分の向き不向き」を考えてみてください。とはいえ自己分析ってアテにならないことも多いので、親しい女友達とトークしながら、客観的な意見も聞いてみましょう。
すると友達の意外な面も知れたりするし。なにより、女子会って楽しいし。

先日、女子会でハロウィンの話題になり
「あれって西洋の地蔵盆みたいなもので、もともとは子どもがお菓子をもらう祭りだよね?」
「今じゃすっかり若者(リア充)の祭りになってるねえ」
「若者じゃない我々は、カボチャを炊いて食べようか」
「それって冬至では?」
「ついでに柚子湯にも入るか」
という結論になりました。

そんな風に女同士で話していると「結婚しようがしまいが、女友達がいればいいさ」という気になる。皆さんも女友達とカボチャと柚子湯で暖まりつつ「人生の選択」を考えてみてくださいね!

Text/アルテイシア
初出:2015.09.23