亭主関白は害悪

アル:「ビッチが幸せになり、いいお嫁さんタイプが不幸になる」という事例をよく見かけます。
ビッチは男を見る目を磨いているし、みずから男を落とせるから、最後は「パートナーにピッタリの草食夫」を選んで結婚する子が多い。
一方、いいお嫁さんタイプ…オクテで従順で控えめで尽くすタイプの女子は、「都合のいい女」にされる印象があります。

これって日本の伝統的価値観の影響もあると思う。
『プリンセスレシピシリーズ』という本があって、女は三歩下がって男を立てて料理を作って尽くすべき、そんな女になれば男から愛される、という内容なんです。
そんな「21世紀の女大学」みたいな本が何十万分も売れてるってことは、「良妻賢母になれば幸せになれる」と信じたい女子が多いんだと思う。

AM:時代錯誤というか、現実に合ってない感じがします。

アル:だよねえ。だって現実を見たら、ハッキリ自己主張できる、気の強い子が幸せになってるもん。「私はこれが欲しい!」「自分の幸せは自分で選ぶ!」って女子が。

これって昔からそうなんじゃないかな。
海外旅行に行くと、熟年夫婦をいっぱい見るんですよ。仲がいいのは絶対「カカア天下」の夫婦なんです。旦那さんが「サザエ~待ってくれよ~」ってマスオさんみたいな方が(笑)、夫婦ともに幸せそう。
一方、亭主関白な夫婦は、奥さんの顔が暗い。で、旦那はウェイターとかにも偉そうで超ウザい。
私、亭主関白は害悪だと思うんです。
妻が暗いと家庭が暗いし、息子も女にいばるようになるし、娘はオラオラ系の男に引っかかりやすいし。

AM:良妻賢母と亭主関白はセットですもんね。脱・良妻賢母することが、女性が幸せになるカギかもしれません。

アル:完璧すぎる奥さんより、テキトーでゆるーい奥さんの方が家が明るいしね。昔はお見合い結婚が主流で、女性は自分で伴侶を選べなかったけど、今は自分で選べる時代だから。

欧米の女性は「偉そうな肉食系じゃなく、家事育児もする優しい草食系をパートナーに選ぶ」傾向になってるそうです。
日本の女性も「俺についてこい」系の男を男らしいと錯覚せず、「支配したいだけのクソマッチョだ」と見抜いてほしい。
そしてハッキリ自己主張して、強気に生きてほしいです。そういう女が好きって男の方が、いい人が多いしね(笑)。

それに強気な方が、人生全般で幸せをつかみやすい。
仕事でも限界まで我慢して心身を壊す人が多いでしょ?強気な人は「自分がこんな目に遭うなんて冗談じゃない!」と拒否できるから。
良妻賢母や忍耐よりも、「私の人生は私が選ぶ!」という当事者意識が幸せのカギだと思います。

Text/アルテイシア

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