希少種すぎる高収入男性を狙うなら、自分でそこそこ稼げばいい

 とはいえ年収800万円でも手取りベースにすると600万円台前半に。決して余裕たっぷりとは言えません。
その状況が頼りないと感じるのであれば、全未婚男性のわずか0.7%しか存在しない「年収1000万円以上男性」の獲得に勤しまなくてはなりません。
これが不可能に近い数字であることは一瞬でわかるはず、ですよね。

 ほとんど存在しないに等しい高収入男性を捕まえるーー私たちに時間が無限にあれば、時間をかけて戦略を練るのもありでしょう。
しかし、私たちアラサー女子の時間は有限。今も刻々とタイムリミットが迫っています。
継続的・安定的に高収入を運んできて養ってくれる男性を待ち望んでいると、いつしか結婚が困難な年齢に差し掛かっている……ということは十分にあり得る悲劇です。

 だからこそ、マインドセットを変える必要があります。
男性に依存するスタイルではなく、「協力型」「自立型」を意識するのが第一歩。
ジャーナリストの白河桃子さんが数年前から提唱しているように、少なくとも自分の食い扶持は自分で稼げる「自活女子」を目指すべきときが来ています。
これは決して難しいことではなく「そこそこ稼ぐ」程度でOKです。

 ここで仮に夫の年収が400万、妻の年収が300万だとすると、世帯年収は700万円になります。
この「協力型結婚」をデフォルトにしておくと、高収入男性に限定した婚活をせずに済むため、結婚できる可能性は格段に広がります。
また「自分の方が男性よりも稼いでいる」パターンもアリです。
最近は収入の男女逆転が起きていることも珍しくありません。
結婚生活は“ふたりで一緒に”創っていくーーこの意識を持つことが大切なのではないでしょうか。

Text/池田園子

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