コミュニケーションはすべて文脈で変わる

 たとえばボディータッチが多い女の子。やたら腕をたたいてきたり、指をさわったり。
そもそも距離が近かったり。男もたしかに悪い気しないですねー。
女慣れしていない人は自分に気があるかもと鼻の下を伸ばさないように頑張るかもしれない!

 でもモテる人だったら判断に困るんでしょうね。
自分に脈があるのか、誰にでもそうなのか?ちょっとわからない。
いや、むしろ自分が興味ない子だったらやめてくれよと思うかもしれない。

 LINEがなかなか既読にならない。
「返事はすぐにしちゃダメよ」から来てるのでしょうか。
どっちでもいいような娘がスムーズにやり取りできなかったらメールを打つのが億劫になりますね。
たとえ狙ってる娘だとしても脈がないとか、時間を割く気がないのではと勘ぐるでしょう。
別に返信自体が遅くなってもいいと思うけど、意図的に遅らせてる「間」って何となくわかるじゃないですか。
こんなのにヤキモキしてるのは下手に出てる男だけですよ。

 わがままで振り回そうとするのも、他にも自分に気がある男がいることを匂わせて高値を演出するのも全部そうです。
こんなものでコントロールできるのは女慣れしてないような人、自分に最初から気がある人に有効なだけなんです。

こういったモテテクでザコみたいな男を釣って嬉しいですか。
そんなことをしたいわけじゃないですよね、きっと。

 小手先のテクニックが見抜かれることが問題じゃない。
恋愛なんて、成立するまでは茶番に興じることもお互いの楽しみなんだから。
問題は「私と彼の文脈」に思いを馳せていないことです。
彼は自分にどれくらい食いついているだろう?
自分は彼の生活の優先順位でどれくらいの位置なんだろう?
そもそも彼は女性慣れしてるのか、していないのか?それぞれの状況、文脈によって”テク”がもたらす結果は変わってきます。

 そんなことも想像しないで浅はかなテクで何とかなると思ってるならオメデタイにも程がある。
生まれつきめっちゃ可愛くて、ぷるっぷるした巨乳の女の子には勝てない!という事実を思い知るだけでしょう。