好きな人には自分の意思を出せない

J: 告白されて付き合う感じでしたか?

京: 告白は相手からですが、そこに至るまではなし崩しな感じが多いですね。

J: そこまでがなし崩し…というのは?

京: 私にあまり意思決定権がない感じですね。

J: なんか仕事と同じ匂いがぷんぷんしますね…。
少し驚かせてしまうかもしれないのですが、仕事にしろ恋愛にしろ、お話を伺っていても、京子さんの意思が見えないんですよ。どういう状況なのか、いまいち分からないんです。
「京子さんに意思決定権がない状態で告られて…」っていうのもいまひとつよくわからないのですが、具体的にどんな感じですか?

京: たぶん、今のやり取りと近いのかもしれませんが、私は考えてから伝えるまでにちょっと時間がかかるようで。
私が考えている間に、相手の中で物事がどんどん進行していってしまい、私の意思はあまり聞かれないまま、告白されて付き合う状況になる、ということが多いです。
仕事では、自分の意思方面にシフトできてきましたが、男性問題に対しては、自分の考えや意思がない状態なのかもしれません。

J: マジかよ!告白された時点で相手のことは好きではないということ?

京: いえ、好きです。ですが、こんなに自己中心的な人とばかり付き合っていいんだろうか…という考えで、ぐるぐるしているうちに、告白されて付き合ってしまう感じでしょうか。
我ながら文字にすると優柔不断すぎますね。

J: 優柔不断というか、「男性問題に対しては、自分の考えや意思がない状態」なのに、相手のことは好きだと認識しているのはなぜでしょう?

京: まったく「意思がない」のではなく、好きな相手には自分の意思を表現しないからだと思います。