男は火星から 女は金星から

恋愛ってつくづく難しい。
血も繋がっていない赤の他人と家族以上のコミュニケーションを交わすのだ、しかも私の場合は相手が異性。
私は女だから女の気持ちなら多少は想像つくし共感できるし理解もできるけれど、女がどんなに男になろうったってそう簡単にはいかない。
男の気持ちなんて想像できない。想像できないものに共感することも理解することも難しい。『男は火星から 女は金星からやってきた』なんてタイトルの書籍があるくらいだ。

「男女の友情は成立するか」問題について私は成立すると思っているけれど、「男と女は分かり合えるか」と問われたら絶対にノーだ。
恋愛はどれだけこの分かり合えなさと向き合って受け入れるか、なのだろう。

しかしよくよく考えてみれば同性であっても理解できない人というのはときにいる。となれば、「男と女は分かり合えない」んじゃなくて「人と人は分かり合えない」ものだとして生きるのがうまくコミュニケーションを取るためのコツなのかもしれない。

あらかじめ人とは分かり合えないものだと認めた上で、相手の全てを受け入れる。
これを肝に命じて恋をやっていこうと思う。2023年の目標。

Text/oyumi