バービー人形も肌の色が色々

 褐色の美女が選ばれた事に改めて私は新鮮な驚きがあったのですが、パリのデパートのおもちゃコーナーを通りかかった際、 売られているバービー人形の肌の色が白、黒と色んな種類があるのにも驚きました。

 パリには本当に移民が多く、肌の色も白、黒、だけでは説明できない色んな色の人種が入り交じっています。黒人と白人のカップルも全く珍しくなく、また白人の親が黒人の子供を容姿にもうけている姿もたまに見かけます。

 NYも人種のるつぼ、なんて言われていますが、一年住んでみて分かったのは、人種がほとんど混じらないということです。
ところが、パリでは血が混じっているというのがはっきりとわかります。お父さんが中国人でお母さんがイタリア人とアフリカ人のハーフで…と、こんな具合なので姉妹でもお姉さんが中国人系の顔をしていて、妹は褐色のまじったどこの国か分からないエキゾチック美女になったりという具合です。

 パリの街を散歩してみても分かりますが、中華街といいながら、お洒落なBOBOという中流階級の人たちが中華街の安いアパートを借りて住む事が流行し始めたりと、生活する場所も人種が混じっているのです。

 これを初めて見たときは、なんて進んだ国なんだと思い、外国人の私もパリは住みやすそうだなと思ったのを覚えています。というのも、私の容姿にまつわるコンプレックスが感じられないほど色んな人がいたからです。

 私は日本で、特に思春期のときに自分の天然パーマの髪が嫌でしょうがありませんでした。たぶん天然パーマだと人と違って目立ってしまうのが嫌だったのかもしれません。大人になっても好きにはなれず美容室選びにも悪戦苦闘していました。
でも、パリに来てみたら私の天然パーマなんて目立つどころか、色んな人の色んな天然パーマに埋もれて馴染んでしまうのです。

 確かに誰が見ても「美人」という定義はミスフランスを見ても分かるようにあります。
でも、その美人も色々とある。肌の色も髪の癖ッ毛も色々あるのです。

 自分がコンプレックスだと感じている外見も、実はある外国では最高にモテるということも大いにある可能性なのですよ。
ちなみに、私のきっちり一重なのに大きな目は日本を出ると、よく褒めてもらえます。そんなもんみたいです。

Text/中村綾花

Twitter、FacebookでAMのこぼれ話をチェック!