玉の輿を目指していたら、自分がお金持ちになって結婚もした女性の話

by Jeongim Kwon

世の中の多くの女性が「玉の輿に乗りたい」という願望を一度くらいは抱いたことがあるのではないでしょうか。ただしほとんどの場合その願望は夢物語のように漠然としたもので、本当に叶えようと努力する人は滅多にいません。

私の周りには昔からお金にシビアなタイプが多く、「結婚するなら経済力のある男性じゃないと嫌」という女性が結構いました。愛があればお金なんて関係ないとか、貧しくとも心が優しい人がいいとか、そういうことを言う人もいますが、欲張りな私たちは「お金もあって心も優しい人」を求めており、そんな友人たちの中でもA子(仮名)は特に真剣で、高校生の頃から「私は玉の輿に乗るんだ」と夢を強く持っていました。

今回はそんなA子の「玉の輿を目指して頑張っていたら、自分がお金持ちになった」お話です。(本人の許可を取っています)

素敵な男性を求め、東京を目指したA子

A子と私が知り合ったのは高校に進学したばかりの頃。学校は違いましたが、共通の友人がきっかけで仲良くなった私たち。年頃なので当然恋バナなどもするのですが、彼女は同級生になど見向きもせず、「こんな田舎で結婚したって、親の土地に家建てて、ファミリーカーに乗って、休日はイオンに行く生活で一生が終わってしまう……私はそんな生活絶対に嫌なのよ」と言って勉強に励んでいました。「東京に行けばお金持ちで素敵な男性がたくさん居るだろうし」と、彼女は東京の大学への進学を希望していたのです。

当時の彼女は高校生にしては珍しく、料理や掃除、裁縫などのいわゆる“花嫁修行”的なあれこれも頑張っていました。今でこそ女性に女性らしさ(家事スキルなど)を求めると物議を醸しますが、当時はまだ料理上手や家事上手が持て囃された時代です。私も時々お弁当をご馳走になったり、ハンドメイドのアクセサリーを作ってもらったりしましたが、そのクオリティはかなりのものでした。

高校を卒業し、東京に進学したA子は会う度に趣味や知識、資格を増やしていました。「お金持ちはいろんな趣味があって、こっちは覚えるのが大変だよ!」とかなんとか言いながら勉強し、さまざまなジャンルに精通。気付けば“分からないことはとりあえずA子に聞けば解決してくれる”と言われるほどになっていました。

「それだけ料理も家事もできたら男が放っておかないんじゃないの?」と尋ねたら、「あの努力は無駄ではなかったけど、料理上手とか節約上手を持て囃すのってお金がない男性だったんだよね。お金のある人は全部外注できちゃうから、そういう部分を“愛する女性”には求めないみたい。だから今は家庭的なスキルはアピールポイントとして使わないようにしてるんだ」と嘆いていました。

たしかに私の周りで見てみても、経済力の低い男性ほど“家事上手”とか“節約上手”の女性を求めていることに気づきました。食事は人間が生きていくために絶対に必要なので、外注する経済力がないとすれば料理は必須スキルになりますし、経済力が低いから“限られたお金を上手に節約しながらやりくりしてくれるパートナー”が必要なだけで、これらは経済力が上がればあまり必要ではなくなるスキルのようです。

逆に経済力の高い男性は、様々なスキルが高く精神的にも経済的にも自立している女性をパートナーとして選ぶか、あまり自己主張のないタイプの女性を愛玩しているかの両極端な気がします。