見た目、年収……条件が運命の出会いを潰してしまう?

AMサロン「ミューズLABO」で講演する肉乃小路ニクヨさん
AM編集部

まさに愛することが目的になっているのかもしれないですが、好きになるために条件をつけてしまうという相談もAMには寄せられます。
例えば相手の見た目だったり年収だったり。それに関してどう思われますか?

肉乃小路ニクヨ

霞を食べて生きるわけにはいかないですから、経済面などが気になるのは人情だとは思います。
ただ、もし自分が稼いでいれば、相手の年収はそこまで気にならないかもしれないですよね。それは、ある意味自分の可能性を過小評価してしまっている。

もちろん育休や出産の時に生活レベルを落としたくない等の現実的な理由もあるかもしれませんけれど、ある程度自分に備えがあれば乗り切れることだし、そこを気にして素敵な出会いや恋愛の可能性を排除してしまうのはもったいないですよね。

AM編集部

先ほどキャリアアップをすると、出会いのチャンスや人を見る目が培われるとおっしゃっていました。それも踏まえると、確かに自分の可能性を潰してしまっている面があるのかもしれないですね。

不倫もセフレも否定しない理由

AM編集部

現在AMに連載中の「ニューレディーの恋愛駆け込み寺」に寄せられる相談には不倫、セフレなどいわゆる人に言えない恋愛相談も多いのですが、ニクヨさんは頭ごなしに否定をすることはありませんし「いい出会いのためには略奪を恐れるな」というアドバイスをされていたこともあります。
その背景には、どういうお考えがあるのでしょうか?

肉乃小路ニクヨ

そうですね、数を当たれというと、やはりどうしても既婚者や彼女のいる男に当たる数は多くなってしまう。
なぜかと言えば、いい男は多くの女性からマークされていて、早いうちに結婚してしまうケースも多い。
だから、そこに当たることや略奪を恐れていたらいい男とは出会えない。

相手にすぐに結婚を迫ろうという訳でもなければ、出会うこと自体は悪くないと思うんです。婚外性交渉も、世の中的にはよくないしそれで無計画に子供ができてしまったりしたら別ですが、恋として楽しむのは私は否定しません。

むしろ、恋愛をすることで関係性を育み、相手のコアな部分に触れて、深く相手を知る。
それを通じてもっと自分を知るチャンスを、結婚していたり彼女がいるからという理由だけで放棄してしまうのはもったいない。

もちろん、お子さんがいたりすればより事情は複雑なのかもしれないけれど、相手を知り、自分を知れるチャンスを、無理やり遠ざける必要はないのかなと思います。

女の人生をもっと楽しむ