座談会を終えて

今回座談会に参加してくれた3名は、私の友人です。
座談会の前にも、離婚の経緯などは聞いていました。
そのときも、今回の座談会でも、3名とも深刻な表現を避けていたのが印象的でした。「旦那が殴った」は「旦那があばれた」、「恫喝してきた」は「わーとなった」。
きっと、生々しい言葉を使えるほどには、過去のことになってはいないし、好きな人に傷つけられたということを受け止めきれていないのだろうなと思います。
それなのに、今回こうして座談会に参加してくれたことを感謝しています。

この座談会がひとつの区切りとなって、新しい恋愛を始めてくれたらいいなと思いますが、「また豹変したらこわい」と恋愛にいま一歩踏み出せていないのが現状のようです。

けれど、Bさんもはじめ3人とも「モラハラと結婚しない自信はないけど、モラハラだったらすぐ逃げる自信はつきました」と言っていました。
きっと、それでいいんだと思います。

今回の座談会で、モラハラ男を避けるのはなかなか難しいことなのだなと感じました。
座談会では、「いま思えば」という共通点だけを語っていただきました。けれど、大前提として、普段は優しかったし、好き同士で付き合っていたんです。
「彼のここ嫌だな」と交際時に思っても、好きで付き合ったのだし、他にいいところはたくさんあるしと、見逃してしまうことは誰にだってあるんじゃないでしょうか。
チェックリストをつくってみましたが、付き合っているときに彼がチェックリストに該当する行動をとっても「いま機嫌悪いのかも」「いつもは優しいし」と見逃してしまう可能性は十分にあると思います。
もしくは、モラハラの兆候をまったく見せない可能性も。

でも、モラハラだとわかったら、逃げればいいんです。
逃げて、また新しく恋愛をすればいいんだと思います。

モラハラをしない男性はたくさんいます。
すべての女性が、一日でも早くモラハラから解放されて、素敵な恋愛ができるといいなと思います。

前回の記事はコチラ。
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