パートナーに経済力を求めちゃいけない?食事デートでわかる「お金と愛の関係」

恋愛や結婚を考える上で“愛”と“金”は切っても切り離せない関係です。
恋人の経済状況で今後の関係を悩む人も多いですし、婚活で年収の提示は必須条件です。

しかし、世の中には愛とお金を混同することに嫌悪感を示す人が少なくはありません。恋人の経済状況に不安を感じて今後の関係を躊躇する人に「愛があれば乗り越えられるはずだよ?」と説教したり、婚活で相手の年収に制限を付けることに対して「探しているのは結婚相手じゃなくてATMじゃん」と批判したり……実際に悩んだ経験のある人もいるでしょう。

でも私は、お金こそが一番わかりやすい愛情表現のツールだと考えています。『金or愛』ではなく『金=愛』なのです。

私は今年の初めに10日間ほど独身になり(離婚してその後すぐに同じ夫と再婚した)、その間に2人の男性と食事に行く機会がありました。すぐさま恋人や結婚相手が欲しかったわけではないですが、私は新しい人間関係の構築には常に前向きです。新しい交友関係を作ると必ず“新しい発見”がありますし、その積み重ねが人生を豊かにし、仕事にも生かせる場合が多いからです。

今回は独身期間に食事した2人の男性がちょうど対照的なタイプだったので、その2人とのエピソードから私の『金=愛』論を説明したいと思います。

デート時の支払いで差が出た男性

Aさん:大手企業勤務の男性

1人目は「せっかく独身になったんだし男の人と会ってみない?軽い気持ちで!」と知人に紹介された、大手企業勤めの同世代の男性Aさん。「婚活市場で言うところの所謂ハイスペってやつだよ〜」と言われたのですが、「なんでそんな人がわざわざバツ11女とデートするんだろう」という疑問が一瞬頭をよぎりました。

当日、Aさんが予約していたのは五つ星ホテルの中に入っているフレンチレストラン。「うわぁ全然軽くない」と思いながらも料理に期待してお店に入りました……が、すぐに帰りたくなる事態が発生します。飲み物を注文する際、Aさんは「僕は食事の時はお水がいいんですよね、味が混ざるのが苦手で」とあれこれ言いながらソムリエの方に水を頼み、銘柄の希望を聞かれると、メニューに有料のミネラルウォーターがあるにも関わらず「無料のお水でいいです」と断りをいれたのです。他にお酒を頼むわけでもなく、無料の水のみを所望。私はとても恥ずかしい気持ちになりました。

あくまでも「味が混ざるから」という理由で私にも無料のお水を勧めてくるAさん。私は元々割り勘するつもりで来ていましたし、「自分は自分の好きな物を頼んで、お金もきっちり自分の分だけ払おう」と改めて思い、食前酒を兼ねたグラスシャンパンと、料理に合わせたボトルワインのおすすめをソムリエに尋ねました。するととても嫌そうな顔をしながら「せめてグラスにしたらどうですか?」と横槍を入れられ、言葉を失いました。これまで飲みっぷりの良さを喜ばれたことは何度もありましたが、量を抑えろと本気で言われたのは初めてです。

「飲み物代を気にする割に、どうしてこんなレストラン予約したんだろう」とか「元夫もケチだったけど恥ずかしい振る舞いはなかったな」などと考えてしまい、適当な相槌を打ちながらさっさと食べ、自分が飲食した金額をAさんに渡し、店を出てすぐに帰宅しました。もう一軒どうとか駅まで一緒に歩こうとか言われましたが、はやく帰りたかったので断り、自分でタクシーを捕まえました。