女友達の家で飲み直したら…

こうして元旦も、大晦日に引き続き、同じメンツ(構成は女3人男3人)で、集合することになりました。残念ながらピザ屋は休みだったので、皆でスーパーに行き、適当なつまみや酒を買って女友達の家で飲み直したのはいいけれど、なんせ昨日の夕方から今朝方までずっと一緒にいたのであまり話題がない。何か暇つぶしはないか……「そうだ、新年だから、何か新しいことをしよう!」と誰かが言い出し、何がどうしてそうなったのかわからないけれど、そこにいる男友達のひとり(注:マゾっけがある)に、我々女三人がおしっこを掛けようということになった。

もちろん、部屋でぶっかけると汚れてしまうので、男友達を風呂場に連れていって服が濡れないようにひん剥いてジョボジョボとおしっこを引っ掛けながら、「新年早々、なんでわたしは男友達の顔に向けておしっこをしているのだ」と心の底からバカバカしく思ったこと、男友達が「床のタイルが冷たいし、おしっこがすぐに冷えて寒い」と文句を垂れ「嫌がるのはそこかよ!」って全員で突っ込んだことは、きっと一生忘れられないと思います。

もしも、前もって正月をどう過ごすかの予定を立てていたら、この強烈な思い出は出来なかったわけで、そういう意味では、ノープランで正月を迎えたからこその奇跡。というわけで、明日も明後日もノープランだという方もご安心ください。新年にかこつけて、何か新しいことをしてみたら、一生忘れられないことが起きる可能性もある。

それでは今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Text/大泉りか