おひとり旅をより満喫するために

身軽に気ままに楽しめるおひとり旅ですが、せっかくならばより満足できる数日間を過ごしたいですよね。そのためのコツをご紹介しましょう。

・非日常を楽しむ

「旅の恥はかき捨て」というように、せっかく旅に出たのだからそこでしかできない経験を存分に楽しみましょう。自ら話しかけることが苦手なタイプなら積極的に現地のかたに話しかけてみる、慎重派であれば思い切って未経験のことにチャレンジするなど、自分の殻を脱ぎ捨てることで新たな自分を開拓できるかもしれません。
とはいえ、見ず知らずの男性について行って怖い思いをするなど、トラブルに巻き込まれないよう警戒心はなくさずに。

・衛生面

おひとり旅で意外と困るのが、トイレ。荷物を預ける相手がいないため、個室の中まで持ち込まなければなりません。そのため、ホテルや食事をしたお店であらかじめ済ませておくとその後がスムーズです。手だけ洗いたいときやテーブルなどの汚れが気になるときでもすぐに対応できるよう、ウェットティッシュを持っておくと便利ですよ。
また、海外では水が合わないこともあるので、ミネラルウォーターを持参すると安心です。

・リーズナブルに楽しむ

移動手段から宿の予約まで、すべてひとりでこなすのが旅女の基本。限られた予算の中で最大限に楽しむためには、お金をかけるところと削るところの見極めがポイントになります。
事前予約での割引チェックはもちろんですが、自由席や青春18切符のようなお得チケットを利用すれば旅費を抑えられますし、宿の当日予約で割引が受けられることもあります。(逆に「女性のおひとり泊禁止」な宿もあるので確認を忘れずに)
ひとりであれば食事も気軽にできるので、露店などでB級グルメを楽しむのもアリ。その代り、その旅最大のイベントには惜しまず、じっくりたっぷり堪能しましょう。

事前にある程度のプランを考えていたとしても、その通りに進まなくていいのがおひとり旅。旅先での人や物、店との出会いで、柔軟に動くのも楽しみのひとつです。また、あえてプランを決めずに行き当たりばったりの旅を楽しむのも、旅上級者の気分を味わえますよ。
悩んだときでも相談する相手がいないため、すべてひとりの責任と判断で行動しなければならず、初めてのときは不安もつきまとうでしょうが、帰路に着くころには大きな自信と度胸がお土産になっているはず。自分の力を信じて、プランに追われない旅を楽しみましょう。

Text/千葉こころ

※2015年7月21日に「SOLO」で掲載しました