窮屈なレッテルはぶち破れ

節穴は存在する。
人に対しても、自分に対しても。

思ったより大したことねぇなー、と己に失望することもあれば、ふいに新しい自分に遭遇し見直すこともある。

強い人が泣かないわけでもないし
優しい人が怒らないわけでもない。

良い人なら断らないわけでも
素直な人なら疑わないわけでもない。

勇敢な人が逃げないわけでも
誠実な人が間違えないわけでもない。

本当の自分にそっと味方してくれる言葉だけを、心の伴侶に選びたい。

確固たる自己像、なんて定めなくたって私は私だった。
「貴方はこんな人だ」と褒められようが貶されようが、「好き」と伝えてくれる人がいれば生きていける。

目の前に広がるのは、“私が選んだ私になれる”という事実。
自分の選択を磨き続ける人は、いつだって魅力的だ。

人が語るイメージに惑わされるのは、もうやめてしまおう。
私という宇宙に散らばる星を見つけることができるのは、私だけなのだから。

Text/椿