女性が望む環境を手に入れるための「起業」

日本の女性社長率は令和になっても1割未満。女性の権利や働きやすさを主張できる社会になってきましたが、一方で待遇を変えるような行動を自ら起こす人はまだ少ない現状です。真の男女平等な社会を目指すなら、男性が作った環境から抜け出して、女性が望む環境や仕組みを自ら作っていくことも一つの手だと思います。

起業するメリット

結果として私は起業の道を選択してよかったと感じています。
起業するメリットとしては下の3つを大きく実感しています。

①自由な時間を得られる
仕事の時間配分にある程度融通が効くようになりました。健康問題を抱えていたり、育児と仕事を両立している場合は特に「時間の融通」は大きなメリットです。

②頑張った結果がダイレクトに自分の収入に反映される
会社員時代の不満であった「時間ではなく成果で判断してほしい」が解決しました。

③経済的に自立できる
介護、育児、病気を理由に仕事をやむなく退職する人も多いですが、自分の会社であれば自分のペースで働き続けることも不可能ではありません。

特に③は大きいです。「離婚したいけど金銭的理由で我慢するしかない」という女性は今でも意外とたくさんいます。「そんなに旦那さんが嫌いなら離婚しちゃえばいいじゃん」と言っても「出産を機に会社を辞めてしまったし、離婚したら子供育てていけなくなるから我慢するしかないんだよね」と動けなくなってしまうのです。 ご存知の通り私は10回離婚していますが、私は金銭的に自立し、自由な時間を持っていたので、ダメだと思ったときに我慢せずに離婚を切り出せるのだと思います。実際に私の周りでも、経済的に自立しているからこそ離婚を選択できているようです。

起業するデメリット

①常に自分で考えなければならない
会社勤めの場合は毎日会社に行って与えられた業務をこなすことが役目ですが、経営者になるとどうやってお金を稼ぐか、業績をあげるには何ができるかなど常に自分で考えて行動しなければなりません。

②非常事態に収入を絶たれるリスクがある
会社勤めのように決まった給料が保障されていないので、今のコロナ禍のような非常事態が起きたときに収入がなくなってしまうリスクがあります。

③従業員の生活を守るプレッシャーがある
起業して従業員を雇うとなると、従業員の生活を守らなければなりません。そして“起業=好きなことでお金がもらえる”と思っている人も少なくはありませんが、当然仕事ですから時には嫌なこともやらなければなりません。

「起業」という選択肢

ここまで私が起業に至った経緯とメリットデメリットを書いてみました。

冒頭の話に戻りますが、お金で愛を買うことはできないけれど、悲しいですがお金がないことが原因で愛まで失ってしまうことが世の中には多いです。どんなに相手を愛していても、降りかかってくる不幸を撃ち落とせなかったとき、それが原因で愛に亀裂が入ってしまうこともあるのです。

お金で避けられる不幸はたくさんあります。結婚生活を不幸にしないために、不幸な結婚生活に陥ってしまった際にすぐに動けるように、ある程度のお金を自分で稼ぐという選択を持っておいて損はないはずです。

とはいえ誰でも起業すればいいというわけでもありません。自分で仕事を考えるより人に任されることで力を発揮する人もいます。大きな組織の中で円滑に仕事ができるのは才能ですから、会社に勤めてその会社で上手く行っているのであれば、無理に会社を辞めて起業する必要はないのです。

Text/ごまたん