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  • 2013.10.29

第12回 妊娠の初期症状と対応方法

第12回 妊娠の初期症状と対応方法

妊娠の初期症状はさまざま
つわりがひどいときは食べたいときに食べたい物を

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
fincher69


「あれ? ひょっとして妊娠?」と気付くころから、身体にさまざまなサインが現れます。妊娠の兆候は、ムカつき、吐き気といったつわり、熱っぽさ(基礎体温の高温期が続く)、だるさ、眠気など、実にさまざま。

 一般的に月経予定日~1週間程度たったら、市販の検査薬でも妊娠を確認することができます。妊娠周期は最終月経の始まった日から数えるので、月経周期が28日の人なら月経が1週間遅れた時点で、すでに妊娠5週(妊娠2か月)に入ったことになります。

「妊娠かも?」と感じたら、なるべく早めに病院へ行き、診察を受けるようにしましょう。中絶を選択するとしても、早めに受診することが大切です。
なお、中絶に関しては次回以降で説明しますね。

 心拍のリズムが確認できた後、10週に入ったら赤ちゃんの大きさを測定し、そこから妊娠週数を調整し、出産予定日を算出します。

 妊娠初期の症状で代表的なものは、つわり。
ムカムカや吐き気が続いたり、食の嗜好が変わったりして、満足に食べられないことが続くことも。
つわりがひどいときは、栄養バランスを考えるよりも、少しでもいいので、食べたいときに食べたいものを摂るようにしてくださいね。

 長時間、空腹が続くとつわりがひどくなるので、すぐ食べられるようなクッキーやクラッカーなどを持ち歩いたり、朝起きてすぐに何か食べられるように枕元に食べ物を置いたりするのもおすすめです。

 つらくても「赤ちゃんが育っている証拠」だと前向きにとらえるようにしましょう。
でも、1日何度も吐き、水分も摂れなくなり、身体が衰弱してくるようであれば普通のつわりより重度の「妊娠悪阻(にんしんおそ)」の可能性も。入院が必要なこともあるので、つわりがひどいなと感じた場合は診察を受けましょう。

妊娠初期に大事なのは無理をしないこと


 つわりはだいたい12週ごろまで。
徐々に和らぎ、16週(妊娠5か月)くらいのころにはほとんどの人が落ち着きます。

 妊娠初期は、つわりが辛く、切迫流産などのトラブルも起きやすい時期。
働いている女性だと急激な体調の変化や不安から仕事がままならず、必要以上にストレスを溜めがちです。

 妊娠と診断され、医師の許可が出たら早めに母子健康手帳をもらいましょう。
もし、ラッシュ時の出勤や残業が辛いようなら、母子健康手帳にある「母性健康管理指導事項連絡カード」を活用しましょう。主治医に必要事項を記入してもらい、事業所に提出すれば、勤務時間の緩和措置をとってもらえます。

 とにかく特に妊娠初期は、無理はしないこと。
赤ちゃんが育っていると思って辛いことをなるべく楽に考え、身体や心に負担を与えることのないようにしましょう。

 妊娠している人だけじゃなく、周りにもできることがあるの。
例えば、あなたの職場の仲間が妊娠初期の症状で苦しそうだったら、話を聞いて、不安を軽減してあげることも大切よ。
妊娠初期は身体も心も不安定でイライラしがち。周りの人たちも妊娠初期の症状を理解し、やさしく見守ってあげてね。

 次回は、不妊治療の基礎知識をお話します。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵


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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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