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  • 2013.08.14

アラサーマネー入門:住む場所によって年間100万円も得をする!?

 今回は、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに、20代後半から30代女性のお金に関するお話を伺いました。
元々は浪費家なOLだったという花輪さんだからこそわかる、貯金のコツや結婚後のお金について、第4回にわたってご紹介します。


知らなきゃ損!自治体による助成金の差を調べよう


花輪陽子 お金 貯金 AM インタビュー

―結婚後、マイホームなのか、賃貸なのかという話が出てくると思うんですけど、この時代だったらどちらがいいのでしょうか?

花輪:それぞれ、メリットデメリットが細かくあって、人によって向き不向きもあるので、結論的にはどちらでもいいと思うんです。
ただ、結婚してすぐにマイホームを買うと失敗しやすいので、賃貸に住んで貯めて、子どもの数が分かってからがいいと思いますね。
結婚してすぐ子どもが生まれない場合もありますし、子どもに関しては計画があまりできないので、定まってきてからでいいですね。例えば、子どもが小学校に入ってからマイホームを買うことにすれば、算段がつけやすいです。

 あとは、どこの自治体に住むかによってもらえる助成はけっこう違うので、住む場所を考えるのも重要ですね。
子どもの子育てに助成が出る自治体もあるんですよ。
例えば、江戸川区は私立幼稚園の補助金が多いんです。所得制限なしで、入園料は8万円補助、月額では2万6千円補助が出るんですね。
保育園の費用って3万円程で、プラス送迎とや給食費などがかかるんですけど、それでも補助があれば1万円くらいに収まるので。

 あと、江戸川区は子どもが0歳のときに1年間月1万3千円補助があります。
また、江戸川を挟んですぐ隣の千葉県市川市だと、世帯の所得に関係なく市から出る私立幼稚園の補助は年で3万5千円しか出ないので、自治体選びによっては年間100万円くらい差がでます。


 あとは千代田区もおすすめです。国の制度だと、児童手当が3歳まで1万5千円、3歳以上中学3年までだったら1万円出るんですが、千代田区は高校生にも3年間月5000円出る制度があるんです。
子どもの医療費も高3まで助成されます。

 国の制度でも、低所得向けに私立幼稚園の助成は別にあるんですが、江戸川区がやっているのはさっきも言ったように所得制限なしの区からの助成なので、国の制度とは別の区独自の制度は事前に知っておいたほうがいいです。


子育てだけでなく、新婚家庭への助成金も!

花輪:さらに、新婚さん向けに家賃を助成しているところも多いです。
例えば、板橋区や大阪市ですね。もちろん年収用件はあるんですけど。
住宅に関しても、場所によっては住宅を建てるときに建築費の100万円ほど助成してくれたり、住宅ローンの利息の補給といって利息分を負担してくれたりする行政もあるので、それもお住まいの自治体のホームページや広報誌などで調べたほうがいいですね。

―会社までのアクセスばかりで、どこの区がいいかとか考えたことがなかったです。

花輪:重要な点として、そういう制度は申請しないと助成がもらえないんです。
知らなければ損なので、生活ガイド.comのようなまとめサイトなどで助成がないかはぜひ確認してみてくださいね。

お金とライフプランは密接な関係
本音でぶっちゃけられるパートナーを

―花輪さんは、そもそも結婚や恋愛において、お金は必要だと思いますか?

花輪:今の時代、お金で何でも手に入ってしまうように感じられるのですが、それでもお金で手に入らないものもあるんですね。それは、パートナーとの愛だったり時間だったり、また子どもも授かりものなので、お金があるから手に入るものではない。

 ただ、最低限のお金がないと、愛や絆がぐらついて、大切な人を守れなくなりますよね。
お金に関する、すごく高度な専門知識はなくてもいいんですけど、最低限の金銭感覚、物欲への自制心を持ったり、住宅や保険など大きな節目で無知のために余分にお金を使うということがないようにしたりするのは、大切です。
そういうベースさえあれば、そこまでお金をかけなくても結婚生活や子育てはできると思います。

―そうですね、最低限の知識はパートナーとの生活を送る上で大切なんですね。
そのパートナーについてなんですが、どんなお金の価値観を持つ男性がおススメですか?

花輪:これは、お金だけのことではないと思うんですが、自分勝手じゃなくてパートナーのことも考えてくれる人のほうがいいと思いますね。
結婚すると二人で決めていかなければ、前に進んでいかないので。もちろん、お金の管理もそうですし、子どもが欲しいと思ったとき、妊活を一緒にしてくれるとかお金を貯金したいと思っても協力してくれなかったらかなり辛いです。

 お金とライフプランは密接に関わってくることなので、たとえば結婚するときに子どもがいつ頃ほしいかも二人で決めておいたほうがいいと思います。
お金の価値観ですが、今の20代の男性は、傾向として使わずに貯めておく堅実な方が多いですね。堅実な方は面白みが少ないのですが、「結婚してよかった、幸せだ」という声はとてもよく聞きます。

―稼いでいる人でもその分派手に使われたら意味がないですもんね。

花輪:そうですね。結婚前に深いお金の話をせず、盛り上がりだけで結婚したら借金があった、という話もありますから。結婚は、30で結婚しても50年くらい一緒にいることになるので、最低限お金のことはぶっちゃけて話せる相手を選んでいただきたいですね。


独身時代に稼いだ財産は自分のもの!
妊娠・出産時を支えてくれる貯金の大切さ

―出来ちゃった婚をして専業主婦の友人から、結婚後お金を貯めなくてはいけないのに、彼は自分の好きなことにお金を使うのをやめなくて、「私はこんなに我慢してるのに」という不満をよく聞きます。
そういうときに気をつけたほうがいいことがあれば聞きたいです。

花輪:奥さんが稼いだお金の使い道については何にも言わない男性が多いので、少しずつ家で出来る仕事でもいいので、自分の財布を持つのも必要ですね。
あとは独身時代の貯金です。独身時代の貯金は結婚した後も効いてくるので、やはり貯められる分は貯める必要があります。

―妊娠・出産などで働けなくなると、自分の立場がどうしても弱くなって、言いたいことが言えなくなってくることもあると思うんですが、貯金があるとまた違ってきますよね。

花輪:例えば、結婚して離婚したとしても独身時代に稼いだ財産って個人の財産なので、財産分与の対象にならないんですよね。
旦那さんが養ってくれないタイプだということもありえるので、その場合は特に独身時代の貯金がきいてきます。

―最近は、自立している女性が好きという男性も多い気がしますよね。

花輪:そういう男性は要注意ですね(笑)。自分のことは自分で養うのが当たり前だと思っている場合もあるので。
女性も、自分の人生をすべて預けてしまわずに、お金についてはしっかりと自分でも管理しておきましょうね。

―色々お話を聞いて不安になったおかげで、もっと勉強しようと思いました。ありがとうございます。


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