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  • 2013.05.31

依存バブルを楽しみきる方法 少年アヤちゃんの依存と甘え(2)

自分のツッパリ棒に疲れるくらいなら
依存バブルを思い切り謳歌しましょう

少年アヤちゃん 依存と甘え
©by pasotraspaso

 ツッパリ棒の強力なストッパーが外れ、タブーから依存に転じてしまったその暴走を、「気持ち良い」「楽しい」「幸せだ」と勘違いしたうえ、勘違いだと気付いてもなお、そのインチキな絶頂感に包まれて狂乱している私と、あなた。
一般社会から見た私たちは、本当にどうしようもない存在なのかもしれません。
しかし、それでもツッパリ棒がもたらす自制に疲労し、たったひとりで消耗していたあの頃に比べれば、そんな侮蔑の視線や、依存によって生まれる代償なんて、痛くも痒くもありませんよね。
だからもういっそ、溶けるようなこの依存バブルを謳歌してしまいませんか。

 というわけで、今回はそんな依存バブルを楽しむにつけ、必要な2つの事項について書こうと思います。

依存を楽しむ方法その1:スタンス

 まず最初に大切なのが、スタンス。
というのも、依存バブルに興じる私たちに注がれる世間の目は、ほぼ100%憐憫の視線です。

 例えば、友人や同僚からの「いい加減にしなよ~」なんて言葉。
「いい加減」なんてものが分かっていたらそもそもこんなことにはなっていなかったわけで、加減を知らない私たちに世間一般で言う「加減」の話なんてされたって全く無意味なんですよね。
だから黙ってろ、口出すな、あっち行け! 死ね!

…死ね、はさすがにナシだと思いますが、世間様の声なんてそれくらいで受け流してしまって良いと思います。

 ただし、受け流す際に味わう「チクッ」とした痛みだけはこっそり味わっておきましょう。
なぜならその痛み、罪悪感こそが、この「依存を楽しむ」というスタンスにとって必要不可欠なものだからです。


 もう少し詳しく説明しますと、そもそもこの「依存を楽しむ」というのは、なにも「最強の狂人になれ!」ということでは決してなく、「私は狂ってしまっている、狂うのは気持ち良い、だけど狂っているという自覚だけは強く持っていたい、そしてたまに迷ったりもしたい、罪悪感もあるし…」という、非常にモジモジとした、白黒つかないスタンスを目指しているからです。
きっと世間的に言うアドバイスって、「やめろ」か、「最果てまで行ってしまえ」のどちらかだと思うのですが、心のツッパリ棒の使い方が分からず、とうとうぶっ壊してしまったほど不器用で真面目な私たちは、そのどちらに傾いても良いことなんてありません。
きっと「そうでなければ」という模範に押しつぶされて、今度こそお医者様が必要な事態になってしまうかもしれない。

 だったら、「どっちだろう。こっちだろうな。あっちもいいな」と悩んでしまう性質を丸ごと肯定し、キャラクターだと割り切ってしまいませんか。
ってそれも難しいかと思いますが、前述の通り、どちらかに振り切れ!なんて言われるより、私は楽でしたよ。

依存を楽しむ方法その2:仲間

 さて、スタンスを明確にした私たちが次に必要なものは、仲間です。
仲間がいれば、1人では重すぎる依存のあれこれも、仲間と支え合い、笑い合えさえすれば全てネタとして還元出来るという利点が生まれます。
ただし、リアルな関係になってしまうとまた別の重みや葛藤が生まれてしまうので、便利なSNSを利用して、バーチャルな仲間を複数持つと良いと思います。

 私の場合は、ツイッターで好きなアイドルの名前をひたすら検索しまくって、感覚の合いそうな(ツッパリ棒のぶっ壊れていそうな)人を次々リストに入れていったり、たまに話しかけてみたりという方法で、ふんわりとしたネットワークの形成に成功しました。
ふんわりというのはあくまで関係性のことであって、その内部はそれぞれドロドロと依存にもがき、もがき、もがきまくって輝き、輝き、トリップし、またもがき…というスパイラルを繰り返している地獄のような集団なわけですが、やはり同じような仲間となると、鬱状態すら笑い飛ばせてしまったりするんですよね。
すっごくヘビーなセックスアンドザシティというか、なんとも不思議な連帯感が芽生える。
対象がアイドルだった場合は現場でリアルに話す事も出来るし、何より同じようにツッパリ棒の壊れた仲間たちは、境遇が似ている。
つまりアイドル以外にも、リンクしあえる部分があるということです。
要するに傷の舐め合いですね。

「傷を舐め合うだけ関係は生産性がないから無意味だ」なんてことを言う人もいるかと思いますが、生産性や意味が必要になってくるのはもうひとつ上の段階であって、現時点でそうであろうとしすぎすると、また何かがぶっ壊れてしまうと思います。
ですので、ゆるゆると傷を舐め合い、支え合う関係で全然良いわけです。
そんな仲間と出会うためにも、まずサーチスキルを強化しましょう。

依存バブルの終焉を心配しても仕方ない
未来は誰にも何もわからない

 では最後に、そんな依存バブルの行方について。

 バブルと名のついたこの乱痴気騒ぎは、本家バブルがそうであったように、いつかきっと終焉を迎えることでしょう。
その後、私たちがどうなるか……また別の対象を見つけるのかもしれません。
もしくはこれに懲りて、改めてツッパリ棒と向き合うのかもしれません。
未来のことは分かりませんが、未来のことが分からないのはなにも依存バブルだけではなく、森羅万象ありとあらゆる全てが、一瞬先の未来のことすら読めないのです。
だったら、いつかは終わるだろうということだけは何となく踏まえつつ、今だけでも思い切り楽しんでしまうのもアリだと、改めて言わせて頂きます。

きっと部活(女子校のソフト部とか)のように、思い返して笑い合える素敵な思い出になるかもしれませんよ。

 ちなみに現在の私は、アイドルと買い物とスピリチュアルという依存3大柱に翻弄されています。
すっごく楽しいですよ……。

Text/少年アヤちゃん

プロフィール
大泉りかさん 少年アヤさん 犬山紙子 脱ブス

少年アヤちゃん

平成元年、消費税と共に生まれた元ニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。 ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。
ブログ:少年アヤの尼のような子
ツイッター:@omansiru

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少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。

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