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  • 2013.05.21

犬山紙子×アケミン×劔樹人が語る“甘えに駆け引きはいらない!”

若い子から“甘え方”を学んで
30代から“甘え上手”デビューも可!?

犬山紙子 アケミン 劔樹人 嫌われ女子50 イベント
『嫌われ女子50』の発売記念イベントの様子

 恋愛において、「女子は甘え上手になれ」とよく言われます。
でも、甘えすぎると今度は「依存心が強くて重い」なんて嫌われてしまうことも……。

 そこで、『嫌われ女子50』の発売記念イベント(嫌われたっていいじゃない!? イベントレポートはこちら)を終えたばかりのエッセイストの犬山紙子さん、AVライターのアケミンさん、プロデューサー/ベーシストの劔樹人さんの3人に、バランスが難しい“甘え”と“依存”の関係についてお話をうかがいました。

――“甘え”と“依存”を区別するものってなんだと思いますか?

アケミン:ひとつには「年齢」があるかも。
たとえば、自分で調べればいいことをすぐ人に聞いちゃうような子っているじゃないですか。
でも、若いうちはそれが甘え上手と呼ばれて、「そこがかわいいね」って思ってもらえるんですよ。
逆に、自分で何でもできちゃう人は「かわいげがない」って言われちゃったりする。
それが、30代中盤以降になると、急に「そんなこともできないの?」って言われて、「依頼心の強い人」と思われちゃうパターンは多いかもね。

犬山紙子(以下、犬山):ヒーッ! 耳が痛い!
でも、若い頃それでチヤホヤされてたらそれでいいんだって思い込みができてしまうから、そのまま突っ走っちゃってる人チラホラいるよね…。

アケミン:そこは、年齢に応じた自分のキャラや立ち位置を、客観的に見られるかどうかっていう話になってきちゃうかもね。

犬山:それすごく大事だね。
ただ、甘えるにしても種類があるから、30代でも甘えていい分野もあるよね。
アケミンが言ってる「調べればわかること」はNGだけど、それこそ、30代独女の私は辛くなった時に女友達に甘えなきゃやっていけないし、お互い持ちつ持たれつ。人に頼られると嬉しいしね!

…でも、アケミンは昔から姉御キャラに見られることが多くて、いろんな作業もサササってできるし、自分に厳しいし、人に甘えにくかったんじゃない?

アケミン:うん、甘え下手だった(笑)。
甘え方がわからなくて、自分でなんでもやっちゃうかわいげのないタイプ。
でも、最近20代の若い子から甘えられる機会が増えて、逆に「こうやって甘えればいいんだ」って勉強させてもらってるよ。
若い頃に甘え下手だった人のほうが、甘え方を学んで、30代・40代で“甘え上手”デビューできる可能性はあるかもね。

犬山:そうそう! アケミンがたまに私に甘えてくれると嬉しいしねえ。
30代・40代女性でも甘え上手な女はやっぱりモテるし。
年下男子は、特に年上の女に上手に甘えられると「あの人は俺がいなきゃダメなんだ!」って妙な使命感に燃える人多いしね。
甘えは甘えでも、その内容が大事なんだね。

駆け引きするのはもったいない!
貴重な“恋愛”期間はストレートに甘えてOK

――では、付き合っている男女が、お互いに依存しすぎてしまわないようにするには?

犬山:実はわたし、恋人同士だったらそんなこと考えなくていいと思ってるんですよ。
だって、男と女が両思いになれるってすごく奇跡的な確率だし、お互いが好きでイチャイチャできる恋愛なんて、長い人生のうちの本当に限られた時間しかできないことじゃないですか。

それは、私にしばらく彼氏がいないからこそ、痛感してるんですけど(笑)。
そんな神様からの贈り物みたいな期間に、「甘えすぎて重いと思われたらどうしよう…」とか悩んでるのはもったいないですよ!

 もちろん、手首を切っちゃうとか、相手を脅すようなことをするのはよくないです。
でも、存在を預けられる人がいるなら「好きすぎて離れたくない!」って全然言っちゃっていいし、思いっきり頼って甘えちゃえばいいと思います。
「ありがとう」だけしっかり言えれば。

――好きという気持ちを表現するのに、駆け引きは必要ないってことですね。

犬山:なんだか、恋人になっても駆け引きしなきゃいけないってよく言われてるけど、本当にそうかなあって。
「好きって言いすぎたら重い」とか「イニシアチブ取るためにちょっとそっけなくして追いかけさせる」とか、それって好きな相手を嵌める行為だと思うんですよ。
好きな相手を不安にさせるような、要するに嫌なことするだなんて、それ自分のほうが相手より大事なんじゃんって。
そんな女、いい女じゃないと思うんです。気遣いと駆け引きは全くの別物ですし。
「男は女が好意を伝えまくったら、もうそれで満足して執着しない」とかも聞くけど、そんなことぐらいで好きって気持ちがなくなるなら、もともとその程度の愛情ってことですし。

 だから、『嫌われ女子50』にも書いたけど、お付き合いしたら「駆け引き禁止令」を出して、「あなたが好きって言ってくれると私はもっと好きになるよ」ってお互い伝えてラブラブになればいい。
それが恋愛の特権だし、醍醐味なんじゃないかな。

――男性の立場としては、甘えてくる女性をどう思いますか?

劔樹人:僕自身は、ほったらかしで黙って旅行に行っちゃうような女性でも、平気っちゃ平気なんですよ(笑)。
恋愛に限らず、友人関係でも仕事でも、割と依存しがちな女性と知り合う機会が多かったので、私生活くらいはほっといても大丈夫なくらいの人がいいなって、特に昔は思ってましたね。
でも、そんな女性に出会うことはないまま最近はどうでもよくなって、なんでもいいかな、と思うようになりました。
相手の求める役割に合わせられるのが、男の器の大きさかなと。

犬山:それ、女もそうだね。お互い相手の求めることを考えて行動できたら最高。

アケミン:でも、そうやって男の人が受け止めてくれると嬉しいね。
やっぱり駆け引きは甘えの天敵だよ。
「これをしたらどう思われるだろう?」とか気にしすぎてリアクション迷子になってる人が多いけど、好き合っている人ならストレートに相手のふところに飛び込んじゃったほうがいいと思う!

犬山:甘え下手なアケミンが言うと説得力がある!

アケミン:甘えるのが下手な人は、若いうちは損することもあったかもしれないけど、自分でなんでもやってきたっていう実績は、絶対自分のためになってきたはずだしね。
これからは、甘えることを知ったほうが少しだけ生きやすくなるよ……って、自分にも言い聞かせてる。
ああ、甘えたいなあ~(笑)。

Text/福田フクスケ

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ライタープロフィール

犬山紙子
1981年生まれ。エッセイスト。イラストエッセイ『負け美女』でデビュー。
福田フクスケ
フリーライター。“くすぶり男子”の視点から恋愛やジェンダー、セックスなどを考察。

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