山路徹さんオススメの本命向き男とは?

APF通信社の代表取締役でもあり、『口説きの技術』『おとなの関係 性と心とからだと愛』などの著者でもある山路徹さんに本命の関係になるために男女に必要なことを伺いました。第1回:純粋な不倫もあれば醜い結婚もあるも、合わせてどうぞ!

初めから理想の男をめがけてはダメ
結果的に理想の形になればよい

山路徹 インタビュー photo:阿部郁夫

―どんな男性を本命にしたらいいと思いますか?

山路徹さん(以下山路):どんな男性というよりも、結果的に理想の形になればいい訳ですよね。
始めから理想の男をめがけて行くとダメなんですよ(笑)。
出会いの運もあるし、他の可能性を狭めてしまうかもしれないし。

一番いいのは、お互いが同じ気持ちで連れ添えるかどうかです。
出会ったときはそうでなくても、二人で過ごす時間の中でお互いの関係が成長していかないといけない。

 だから、最初から理想の人を探すよりは、二人で成長していく気持ちがあって、コミュニケーションを取れる人がいいかな。
愛に言葉はいらないと言うけど、そんなことはない。言葉じゃなきゃ伝えられないこともありますから。

―では、相手のコミュニケーションの取り方を見るためにも、こちらから自分の気持ちをしっかり伝えることも重要ですね。

山路:そうですね。「伝える」上で難しいことの一つは、相手にちゃんと受け止められる用意ができていなくてはならないということ。
勝手に自分のボールを投げてもダメで。
まずは相手が受け取れるボールから投げなきゃいけないし、受け取れる環境も考えなきゃいけないんですよ。

 だから、闇雲に自分の意見を言ったり、思いを語っても相手がそれを受け取れる環境になければ、意味はないんですよ。
少しずつ少しずつ、いろんなボールを投げてみて、この人はこっちのボールは受け取れるなとか、こっちのボールは苦手なんだなとか。
こっちのボールを受け取ってもらわないと結婚はできないなとか。
それはやっぱり相手を試すとかじゃなくて、コミュニケーションを取っていくということなんですね。