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  • 2013.04.17

純粋な不倫もあれば醜い結婚もある

APF通信社の代表取締役でもあり、『口説きの技術』『おとなの関係 性と心とからだと愛』などの著者でもある山路徹さんに本命の関係になるために男女に必要なことを伺いました。

客観視のプロ・芸能人にならう本命への近道

山路徹 インタビュー AM 画像
photo:阿部郁夫

―まず、山路さんが考える本命女とはどんな女性のことでしょうか?

山路徹(以下、山路):本命の女性というのは、結局遊び相手じゃないということで、末永く連れ添っていきたいと思う相手のことですね。
その条件としては、彼女が自分自身をキチンと理解しているってことですね。
大体男女関係なく、一般の人たちの多くは、自分の姿を理解していないんですよね。

それは入り口として言えば見た目も含めての話です。
例えば、芸能人は、見られるのが仕事ですから、彼らは常日頃自分を客観的に見ているんです。
テレビの放送を見るときに、自分は笑ったときにこんな顔をしているんだとか、自分が悩んでいる顔をしたときはこんな顔しているんだとか。
または、自分が真剣に話をしていると思っていたのに、映像に写すと真剣な表情には見えないということもあるでしょうね。
自分が思う自分と、客観的に見られる自分は一致しないことが多いんですよ。
恋愛に置いての第一条件って、自分自身の姿というものをちゃんと理解しているかどうかということが大事だと思いますね。
まずは、自分を理解することが大切。

3回の結婚失敗からわかったのは互いに足りないものを補う大切さ

―自分を客観的に見るというのは恋愛において具体的にはどんなことでしょうか?

山路:自分を客観的に見るということは男女関係に置いていえば、相手の立場になって二人の関係について考えられるか、ですね。
つまり、好きだとか、愛しているとか言葉を並べることはできるんだけど、それが本当に相手の心に響くかというとまた別問題で。
相手の立場に立ってみるというのは、相手にとって自分は何者なんだということを理解することですよね。
そうしないと、自分の独りよがりになってしまう。
まず、自分が相手に何をしてあげられるのか、相手から見て自分がすべきことは何か、どういう自分だったら相手が受け入れてくれるのか。
よく男女間で、分かってくれない、認めてくれない、という悩みを抱えている人がいるけど、それはおそらく自分が相手を受け入れてないんですよね。

―相手に何をしてあげられるかではなく、自分のことだけ考えてしまっているというのは、多くの人に言えることですね。

山路:実質的に長続きする結婚についても、相手に何をしてあげられているかが重要ですよね。
僕は3回結婚に失敗してますから、こんなこというのはお恥ずかしいところがありますけど、相手を愛する気持ちと同じくらい大切なのが、足りないものをお互いに補うことですから。
たとえば、能力も人格の良さも全部持っている人と結婚したいとして、でもその人にとって、自分は必要なのか、何をしてあげられるのか、そういうことをしっかり考えないとなかなかうまくいかないですよね。
相手の置かれている立場や状況も理解してあげなければいけない。

理性を失うのは正しい人の好きになり方
でも一歩踏みとどまって!

山路徹 インタビュー AM編集部
photo:阿部郁夫

―相手が求めているものを察知するための具体策としてはどんなものがありますか?

山路:コミュニケーションも大事だし、常に気にして関心を持つということですね。
人を好きになると自分の思いの方が大きくなってしまうんですけど、それを一歩引いて相手から見て、二人の恋愛というのは何なのかを突進していく前に考えるべきですね。

―気づいたら、突進しているつもりがなくても突進しちゃっているんですよね。

山路:突進したあと、どんどん悪循環になるのはよくあることで、そうなると大変なことになってしまいますからね(笑)。

―山路さんは、逆に突進されることありますか?

山路:僕自身はほとんどないんですけど、突進するって何かといえば、理性を失っていくってことなんですよ。
で、正しい人の好きになり方って理性を失うことでもあるから。人を好きになると、理性を保つのってなかなか難しいでしょ。
でも、その中で一歩踏みとどまって、自分の気持ちが大きければ大きいほど相手にとって自分は何なのか、自分がなすべきことは何なのかを考えていくことが本命になるためには必要ですね。

自分の思いだけぶつけてくる人がいるじゃないですか。
「好きなんです」っていうだけで、「何で分かってくれないんですか」、みたいな。
でも、それはあなたの気持ちであって、思いを伝えるのが相手にとっての愛情じゃないですからね。
相手と自分がいて両輪ですから、片輪だけ激しく動いても彼を中心に動いてしまってぐるぐる回るだけで、前に進まないんですよね。
そして、お互いの車輪が同じように前に進むようにしないと、関係も深まらないですね。

不倫という関係性はすごく純粋なもの

―ところで、不倫は両輪がうまく回っているように見えることがあるのですが、なぜなんでしょうか?

山路:僕は、浮気と不倫は別物だと思っているんです。不倫と結婚って並ぶくらいじゃないですか。

―結婚と不倫が並ぶというと?

山路:不倫はたまたま結婚してたから、不倫になってしまう訳で。
関係性に置いては凄く純愛なんですよ(笑)。
浮気はその場その場という感じがしますね。
不倫は倫理では負とされているんですけど、そもそも人を好きになるって道徳では語れないんですよね。
そういうのがなくなってしまうのが恋愛でしょ。醜い結婚もあれば、純粋な不倫もあるんです。怒られるかもしれないけど(笑)。

―不倫の関係性でも本命の関係性は存在しますか?

山路:もちろんありますよ。浮気にはないと思うけどね。

【つづく】
次回は「山路徹さんオススメの本命向き男とは?」をお送りします。

Text/AM編集部

山路徹
1961年東京生まれ。ジャーナリスト。TBSテレビ、テレビ朝日系プロダクションを経て1992年に独立し、国内初の紛争地専門の独立系ニュース通信社APF通信社を設立。これまで、ビルマ、ボスニア、ソマリア、カンボジア、アフガニスタン他、世界の紛争地を精力的に取材する。著書に『口説きの技術』(角川oneテーマ21)、『おとなの関係 性と心とからだと愛』亀山早苗共著(中央公論新社)がある。

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