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  • 2013.03.18

ノマドセックス女子の案件別セルフブランディング術(2)

第2回:営業しなくてもセックスが舞い込むブランディング術

プロジェクトベースで集まり
セックス案件が終われば解散

ノマドセックス 画像
©Oceane+Dombard

 本命や浮気といった関係性にこだわらない、フリーランス型の性生活を営む“ノマドセックス女子”(より詳しい第1回はこちら→“ノマドセックス女子”が現れた! 本命でも浮気でもない新しい生き方)。

 “特定の彼氏”という帰属先を持たない彼女たちの特徴は、情報インフラを駆使して常に複数の男性とアクセスできるようにしておく“彼氏のクラウド化”にあります。

 彼女たちは、ひとりの男性、ひとつの家に縛られることで、自分らしいセックスができなくなったり、したくもないセックスを強要されることをもっとも嫌います。

 そもそも、“本命の彼女”という契約関係は、得てして相手の悪いところやダメな部分といった“ブラックな雇用環境”をも引き受けなければなりません。
性格の不一致やDV、金銭感覚の違いといった男女間の不和・トラブルは、すべて「この人とこの先ずっと交際や生活をともにしなければならない」というしがらみやストレスから起こるものです。

 その点、“ノマドセックス女子”は、「今夜会えない?」といったプロジェクトベースで集まり、一回のセックスが終わったら解散するというビジネススタイルをとっています。
そのため、自分と相手の性的魅力や性的嗜好だけに特化した、最大限のパフォーマンスを発揮することができるわけです。

 彼女たちは、いつどこでお泊まりになってもいいように、ゴム、メイク道具、お泊まりセットといった“セックス・デバイス”を、MacBookAirのように常に持ち歩いています。
ノマドワーカーが電源やWi-Fiのあるカフェを渡り歩くように、“ノマドセックス女子”にとって、主要駅の近くにいつでも泊まりに行ける男性の家を確保しておくことは、大切なライフハックのひとつです。

 また、前回“ノマドセックス女子”はただの“ヤリ×ン”とは一線を画すと言いましたが、これはいささか誤解を招く表現だったかもしれません。
“ヤ×マン”の中にも、男の都合に振り回されることなく、自分の意志で主体的にバリバリとキャリアを積んでいる意識の高い“×リマン”はたくさんいます。

 ただ、“ノマドセックス女子”が従来のそれともっとも違う点は、セルフブランディングによって自分の性的価値を演出していることと、そのツールとして、ソーシャルメディアを駆使していることです。
すなわち、Twitter、Facebook、ブログといったソーシャルメディアの特性に合わせて、発信する内容や、ターゲットとする男性のタイプを、それぞれ使い分けているのです。

ソーシャルメディアの特性を生かして
自分の価値を演出する

【①Twitterはネットナンパ狙いのばらまきチラシ

 Twitterは、拡散型のばらまきチラシのようなもの。
不特定多数に対して、あなたのわかりやすいキャラクターイメージを伝えるためのツールです。
ここでターゲットとなるのは、「あわよくば」という下心丸出しで話しかけてくるネットナンパ型の男性になります。

 そこで、ツイートの内容も「彼氏のいない寂しさ」や「女性視点での下ネタ」など、直接的すぎるくらいがちょうどいいでしょう。
また、「女ってこれだからめんどくさいのよね」「私ってどうしてこういう恋ばっかりしちゃうんだろ」といった、“自分の女性性を持て余している”系のアピールも効果的です。

【②Facebookはリア充アピールのポートフォリオ

 それに対して、Facebookは実名や顔写真を明らかにすることで、名刺やポートフォリオの代わりになるツールです。
こちらは、出身校、職場、元カレなど、自分が所属するコミュニティで直接関わりのあった男性と、その友達が芋づる式にターゲットになります。

 投稿する内容は、結婚式やその二次会、海外旅行やカフェ、世界一の朝食など、女子力をアピールできる映りのいい写真がメイン。
できれば、夏場にホットパンツやノースリーブを着て男友達とバーベキューをしているような、リア充感かつ“無防備なソフトエロ感”のある写真を載せておくと、「男との距離が近い」「男慣れしてそう」=「重くない」「彼女ヅラしない」というブランディングができます。

 めぼしい男性には「いいね!」を連打して気をもたせたり、「元気だった?」「久しぶりに会おうよ」とこちらから積極的にアプローチが仕掛けられるのもメリット。
ただし、その際は“ワンコミュニティ・ワンセックス”(同じグループ・コミュニティの中でセックスするのは一人だけ)というのがマナーなのでご注意を。



【③ブログは男好きする趣味をアピールする窓口

 最後に、ブログはもっとも自分の趣味や考え、専門分野といった世界観を表現することのできるディープな窓口です。
したがって、ターゲットとなるのはずばり趣味の価値観が合う男性。

 特に男性は、「男の影響でサブカルに傾倒した女子」に萌える傾向があるので、マンガやアニメ、ゲーム、アイドル、秘宝的な映画などについて扱うと、より多くの男性と知り合うことができます。
いずれにせよ、生半可な知識ではなく“ガチ”であることが、「この子はわかってる」という男性の上から目線の特権意識をくすぐるのは言うまでもありません。

 こうしてソーシャルメディアを活用した結果、“ノマドセックス女子”は、自分で営業や売り込みをしなくても、向こうからセックスの案件が次々と舞い込んでくるのです。

 しかし、“ノマドセックス女子”には無論いいことばかりではありません。
“本命彼氏”を作らないことによる、さまざまなリスクや弊害、将来への不安が指摘されてもいるのです。

次回は、“ノマドセックス女子”の問題点にもあえて触れ、彼女たちのような女性が登場した背景についても考えてみたいと思います。

Text/福田フクスケ
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ライタープロフィール

福田フクスケ
フリーライター。“くすぶり男子”の視点から恋愛やジェンダー、セックスなどを考察。

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