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  • 2013.02.26

こんなかっこわるいフラれ方しました!(前編)

撃沈! はじまる前に終わった恋

Nurture By rickyqi
©By Mitya Kuznetsov

 前回までは、読者の方が「失恋のショックで思わずしてしまったこと」を紹介してきました。

 しかし、これらは「フラれる」というメインイベントの後に行われる二次会のようなもの。
一次会の盛り上がりによって二次会のノリも変わってくるように、やはり失恋の本丸である「フラれた瞬間」にこそ、その悲劇の根は横たわっていると言えます。

 そこで、「失恋 珍プレー好プレー集!!」の後半戦では、「私が経験したかっこわるいフラれ方」を女性のみなさんから募集しました。“フッた側”の男性の気持ちも考えながら、ご紹介していきましょう。

 今回は、お付き合いすることなく、告白の時点でフラれてしまった場合。
出鼻をバッキボキにくじかれる「恋の出オチ」パターンです。

 たとえば、こんなエピソード。

 しょっちゅう2人で出かけるような仲のいい相手がいたのですが、半年経っても進展がない草食系の彼にがまんできず、意を決して私から告白。
すると、「仲良くなりすぎちゃって、もう異性として見れない」と言われ撃沈……。
しかも人づてに聞いたところ、以前は私のことを意識してた時期もあったのだとか。
じゃあどのタイミングならよかったんだよ! と、今も悔やんでも悔やみきれません。

 気を持たされてからの「実は違った」のケースです。
仲のいい期間が半年あっただけに、ハシゴをはずされたがっかり感もひとしおですね。

「男は狩りをする生き物だから、最初に“異性”として意識させないと恋愛対象にはなりません。
一度“友達”になってしまったら、恋愛に進展させるのは難しいですよ」

……とかなんとか、私が男性を代表して言い切ればいいのかもしれません。

 でもほら、最近「女の○○は××の影響」とか「男は○歳までに××してないと△△がある」とか断言すると、「あるあるネタ」レベルのこと言っただけですげー叩かれるじゃないですか。
サブカルまわりのジェンダー、超おっかないじゃないですか。

 テリブル、テリブル(「くわばら、くわばら」みたいな感じで)。

 それに、これについては実際問題、男性の恋愛感覚も変わってきているので、「そういう人もいる」としか言えないのが現状ですよね。相手が単に草食系なのか、それとも本当に自分に気がないのか、判断はとても難しいと思います。

答えを待たされた告白は必ずフェードアウトする!

Nurture By rickyqi
©By NeoGaboX

 ただ、ひとつだけ言えるのは、「自分が傷つけられたくない代わりに、自分も人を傷つけたくない」という優柔不断な男は増えているということです。

 次のエピソードなんか、そのいい例です。

 学生時代、サークルの友達を好きになって告白したら、
「お前のことそういう風に見たことなかった。考えたいから、ちょっと待ってくれ」と言われました。
言われた通りにおとなしく待っていたら、数か月後、サークル内の全然別の女と付き合いだしたことを知って大ショック!
せめて、ちゃんとフッてから付き合え!

 出ました、待たされてからのフェードアウト。
何が「出ました」なのかわかりませんが、これもよくありがちです。

「告白をフるのにも勇気とエネルギーが要る」って言いますよね。
たぶんこの男性は、“ちゃんとフる”のがしんどいから、「悪い返事はできるだけ言わずに済ませたい」「空気を読んで察してほしい」と思い、フェードアウトしてしまったのでしょう。

 あと、男はフラれた女性のことを割といつまでも好きだったりするので、
自分がフッた女のことも「あいまいにキープしておけば、いつでもなんとかなる」みたいな気持ちが、どこかにあるかもしれません。
あ、「中にはそういう人もいる」ってだけです(笑)。

 それ以前に、男女問わず「答えは待ってほしい」「考えさせてほしい」と言われた時点で、
それは十中八九ダメだってことですからね!

 今後の友達関係をかなぐり捨てても「いいから一度ためしに付き合ってみてください」とゴリ押しするか、
さっぱりあきらめるか、密かに思い続けるか、どれかにしてください。

酒に飲まれての告白は成功しない!

 すいません、長く語りすぎましたが、他にも「お酒」と「告白」の相性は最悪だというのは覚えておきたいところ。

 飲み会の席で酔いにまかせて「私、あんたのこと好きだわ!」と勢いで告白。
すると、相手もベロベロに酔っていて、「あはは! お前はムリムリ! ごめーん!」
とものすごくライトに笑ってフラれました。
彼はその日のことを覚えていないそうで、友人関係は変わらず続いていますが、あれが本音かと思うと、あらためて真剣に告白する勇気なんて出せませんでした。

 普段言いにくいことだからこそ、酒の力を借りて言ってしまいたい気持ちになるのはわかります。
現に、そうやって起きた一夜のあやまちからはじまる恋だってあるでしょう。

 でも、往々にして酒の力で引きだされる男の本音は、聞くと幻滅するようなロクでもないことがほとんどです。
男なんて、腹の内ではバカでスケベで自分勝手で、身もフタもないことしか考えてないんですから。

男女間の友好と和平のためにも、酔った上での本音なんて、聞かなくていいなら聞かないに限ると思います。

 あと、酒は単純にコンディションの問題で危険です。

 好きだった人の働くバーで、緊張からか飲みすぎてひどい悪酔いをしてしまいました。
酔いつぶれる私を彼が介抱してくれたところまではよかったのですが、タクシーに乗せようとおんぶしてくれた彼の背中に寝ゲロをぶちまけてしまい、彼はドン引き。
その日の記憶がまったくない私が、後日、フツーに告白したところ、「いや、ちょっとムリだから」とフツーに断られました。

 うん、これはもうなんというか「残念でした」と言うほかありませんね。
背中で寝ゲロを吐かれた女からの愛の告白を受け入れるのは、日本人が「ゲロルシュタイナー」をミネラルウォーターの名前として違和感なく受け入れるのと同じくらい、難しいことです。

 いずれにせよ、付き合う前に告白の段階でフラれた失恋は、基本的に引き上げるしかない撤退戦です。
好きという気持ちは一朝一夕には変えられませんから、心の中ではリベンジを虎視眈々と狙っていてもいいでしょう。

 しかし、フラれた相手とはその後も友人・知人として関係を続けていかなければならないことが少なくありません。
そういう意味でも、表向きはスッパリとあきらめた態度を取るべきでしょうね。

 さて、次回はいよいよ最終回!
長い交際期間の末、彼氏からフラれた方の体験談を取り上げます。

【つづく】

Text/ 福田フクスケ

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ライタープロフィール

福田フクスケ
フリーライター。“くすぶり男子”の視点から恋愛やジェンダー、セックスなどを考察。

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