• sex
  • 2016.06.21

「女性が欲しいバイブが知りたい」女性がエロを語る難しさ/ラブメルシー高橋社長(3)

性産業を盛り上げている企業や人々に、その熱意と仕事をインタビューする連載「プロジェクト・セックス」!第三弾は、アダルトグッズショップ『ラブメルシー』の社長・高橋さなえさんにお話を伺ってきました!今回は、ラブメルシーの商品が女性に大人気となった秘密についてです。

私が作るバイブの色は絶対にピンクなんです

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 ラブメルシー
カラバリ豊富な大ヒット商品・オルガスター

――今、ラブメルシーの商品開発は高橋さんが一人でしているんですか。

T:大きくてメカニックなもの、例えばバイブ付きのピストンチェアーなんかはパートナーの男性が担当してます。作るのに時間がかかるし、なんといっても男性目線の商品なので。
私は女性が試して気持ちよかったり、「これだったら彼氏に使ってもらってもOK」って思えるようなものを担当する感じですね。

――女性に受け入れられるアダルトグッズを作るコツってありますか?

T:まず、モニタリングはしっかりしますね。例えば10人の女性に試してもらったとしたら、7人が「これイイね」って言ってくれないと世には出さない。女性の目って厳しいですけど、ダメなものはダメってしっかり言ってもらったほうが、質の高い長く売れる商品ができるんですよ。
あと、見た目や色もこだわります。昔のアダルトグッズって黒いおどろおどろしいイメージのものばかりだったんですけど、それじゃ女性に手に取ってもらうことはできないし、男性と一緒に使う場合も抵抗感がありますよね。

――確かに、挿入するものだし、あまりグロテスクなものは…。

T:でもオルガスターみたいな材質・見た目のものなら、一緒に触って「これ使っていい?」と聞いても女性はOKすると思うんですよ。アダルトグッズって長い間「男性が女性を責めるためのもの」って感覚が抜けなかったけど、ちゃんと話し合って同意の上で使えば女性も気持ちよくなれると思うし、そういうものを作っていきたい。だから私が作るバイブは、絶対にピンクなんです。

――色がポップなだけでずいぶん印象が違いますよね。でも、バイブ業界ではそういう発想って何十年も出てこなかった。

T:そもそも女性が気持ちよくなるためのものを、男性だけで作ってたっていうのがヘンですよね。男性と女性では体のつくりも発情の仕方も違うのに。

今一番欲しいのは、女性ユーザーの声を聞く仕組み

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 ラブメルシー
高橋社長

――ラブメルシーさんが、女性にアダルトグッズを普及させるために工夫していることってありますか?

T:「女性客も受け入れますよ」っていう姿勢が見えるように、女性スタッフを多く入れてフロアでレジをやってもらってます。
今店舗のお客さんの8割は男性なんですけど、最近は女性が一人で買い物に来られることも珍しくないんですよ。一階はコスプレ衣装を多く置いているので、まずはそこから興味を持ってもらって、徐々にグッズのほうに行ってもらえると嬉しいですね。

――シルクラボの監督さんもおっしゃってたんですけど、女性にエロを売るのって難しくないですか。

T:難しいです。女性って流されないしシビアだし、本当に価値のあるものや欲しいものでないとなかなか財布を開いてくれない。
だから今は、ユーザーさんのニーズを知りたいんです。アダルトにどっぷり浸かってる私の考えだけで作ったら、それなりにいいものはできても売れるとは限らないですから。そのためにイベントに顔を出したり、女友達にリサーチしたりはしてるんですが……。

――高橋さんのような立場の方でも、女性の意見を聞くのは難しいものですか。

T:メディア関係の方やアダルト業界の方とは話す機会もありますけど、一般の女性ユーザーさんになるとなかなか。性にオープンになったとはいっても、やっぱりみんな恥ずかしいんですよね。「自分の体を知りましょう」とか「エッチっていいものだよ」って、もう何百万回も言われてきてることだけど、それでもまだ十分じゃない。
私、この仕事は自分の天職だと思ってるんです。
女性が本当に欲しいアダルトグッズはどんなものか聞いてそれを供給するっていうのは、開発から販売までを全部やってきた人間だからこそできることじゃないかなと。だから今本当に欲しいのは、女性ユーザーさんの声を聞ける仕組み。生の声に耳を傾けて、できる限りそれに沿うものを作っていきたいと思ってますね。

ラブメルシーのHPはコチラ!

☆次回は、高橋社長のお話をふまえて、ライター遠藤さんが女性向けアダルトグッズの今までとこれからを語ります!

Text/遠藤遊佐

老い アラサー女子 ダイエット 断食

ライタープロフィール

遠藤遊佐
AVとオナニーをこよなく愛するアラフォーライター。

今月の特集

AMのこぼれ話

アンケート

AM読者に聞く!恋愛以外で今ハマっているもの調査2016

音楽、アイドル、本、映画…みなさんは恋愛以外でどのようなことに今、ハマっていますか? AMをより楽しいサイトに改善するため、ぜひご意見お聞かせください!

アンケートはこちら