セックスレスのボーダーは三ヶ月!?幸福感が薄れてきたら要注意

 幻冬舎×AMコラボ企画第1弾!
日本のセックスレスを断ち切るための方法を提言する『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』からとっておきの内容を全5回にわけてご紹介します。
今回は旦那さんとずっとラブラブでいるために必要なことをご紹介します。

 第1回「セックスレスの原因の圧倒的第1位は〇〇!?5人に2人がセックスレスな国、日本」
 第2回 彼にとってのイイ女であり続けるためには「適度な緊張感」と「ファンタジー」が最重要はこちら

「3カ月なし」はレス状態への第一歩

宋美玄 ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール Laura Borges-Ribeiro

 冒頭に書いたように、セックスレスの定義は、健康なカップルが1カ月以上セックスをしないことです。が、実際のところ、忙しい毎日を送っていると、1カ月なんてあっという間ではないでしょうか。

 そこで私が目安としているのは3カ月です。

 なぜ3カ月か。3カ月という時間があれば、一度くらいカップルのあり方を振り返る瞬間が必ずあると思うからです。そんなとき、「ねぇねぇ最近してないね」とふたりの距離を縮めるアクションに出てみてはいかがでしょうか。それを放置すると、次に気づいたら半年、1年が過ぎ、いつの間にかレスが常態化してしまいます。

 そもそも、セックスとは高度なコミュニケーション力を要するものです。恋愛が盛り上がっている頃は、「いましたい」という欲望だけで臨めますが、いったん間が空いたり、恋愛感情が落ち着くと、相手の気持ちを推し量り、心と身体を通い合わせる過程を、億劫(おつくう)に思ってしまいがちです。そこに「忙しさ」が加わると、なんとなくしないまま気づくと2、3年経過しているケースは、決して珍しくないのです。
「しない」期間が長くなればなるほど、そのカップル間で、セックス感覚が薄れていきます。

「どうやってそういう雰囲気になっていたか」「性的な満足感の記憶」など、セックス感覚は人によってさまざまですが、いちばん大切なのは、そのパートナーとのセックスで得る幸福感ではないでしょうか。
その感覚が薄れると、「しよう」という欲望が弱くなってしまうものなのです。

 最近3カ月の間に彼とセックスをしましたか?もししていなかったら、あえて気持ちの良かった彼とのセックスを思い出してみましょう。満ち足りた幸福感を思い出せましたか?そこからはアクションのみです。

宋美玄『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』

 5人に2人がセックスレスの時代、どうしたら男女がマンネリに陥らず関係を深めることができるのか。朝セックスをする、ローションを活用するなど具体的な方法から、相手のEDが疑われる場合や妊娠出産時に気をつけたいことなど、いま注目の産婦人科医が、「我慢しない、無理しない、あきらめない」方法を紹介する。永久保存版のアドバイス集。

著者プロフィール

 1976年兵庫県生まれ。医学博士。2001年大阪大学医学部医学科卒。同年医師免許取得。大阪大学産婦人科入局。07年川崎医科大学講師就任。09年ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。10年より都内の病院で現役産婦人科医として従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場から積極的な啓蒙活動を行っている。著書に『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)、『産科女医からの大切なお願い』(無双舎)など。