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  • 2015.06.24

セックスレス・美魔女批判・マザコン・セクハラ…日本人女性の生きづらさ/カナダ人男性の性事情(3)

前回に引き続き、友人のカナダ人Jくん(35歳、外資系企業勤務)のインタビューをお届けします。まだまだ「家事育児は女の責任」って考え方が強い日本。海外と日本の家族や女性に対する価値観の違いを激論します!

8人目のゲストはカナダ人のJくん(35歳、外資系企業勤務)
日本語ペラペラで超エリートの彼とトークしました!

第3回:セックスレスと男女の非対称性

アルテイシア 魁!セックス塾 童貞 イケメン 草食
Travis Swan

J:日本でセックスレスが多いのは、子どもができると「男と女」じゃなく「パパとママ」になるからじゃない?欧米だと子ども部屋と夫婦の寝室は別にしてるし。

アル:まあ住宅事情もあると思うけど。たしかに欧米のカップルは「男と女」でいるために努力するよね。オシャレしてディナーに出かけたり、記念日にサプライズを用意したり。それはそれでプレッシャーな気もするけど。

J:ただ、その方が恋人気分をキープできるし、セックスするキッカケにもなるよね。

アル:日本は子育てが大変すぎるのもあると思う。共稼ぎの女友達は「セックスする余裕なんか一切ない」とゲッソリしてるよ。「フェラもしてないのにフェラじわが…!」みたいな。

J:疲れ切ってるお母さんは多いよね。女性は特に仕事と子育ての両立が大変だと思う。

アル:文化の違いもあるよね。女性タレントが「子どもを預けて夫とデートしてる」と発言しただけで炎上する国だから。男性タレントが「妻も息抜きが必要だから、たまに子どもを預けてデートしてます」と言ったら、気づかいのある夫として評価されるでしょ?日本は男女の非対称性がすごく大きい。

J:欧米では子どもをシッターに預けてデートするのは普通だから。ちゃんと夫婦の時間を作るべきって文化だし、夫婦の時間がないと子どもを作る時間もないしさ(笑)。

アル:だよねえ。私、非常に憤ってる案件があるんだけど。

J:何に憤ってるの?(笑)

美魔女批判と“良き母”賛美

アル:芸人の小藪が美魔女批判をしてるのよ。『いい年こいた美魔女をチヤホヤする国に未来はない』って。それって「女は年とったらババアになれ、そしてババアは着飾るな」って押しつけだよね。男が体型を維持するためにジムに通ったりオシャレに励んでも、批判されないわけで。

J:むしろ「オジサンになっても見た目に気づかってステキ」って言われるよね。

アル:私は<美魔女=ニンニク卵黄のおじいさん説>を唱えてるの。
美魔女が若さを維持したいのは、モテじゃなく自己満足のため。私だって、腹が出たりシワやシミができると悲しいもん。他人じゃなく自分のために努力しようと思う…けど、思うだけで努力しないのがダメなんだが(笑)。

J:(笑)僕はジム通いが日課だけど、それも鏡を見た時に自分がガッカリするのがイヤだから。べつに人に見せるためじゃなく、自己満足だよね。

アル:それを小籔はわかってない。あと『白髪染めも我慢して自分磨きのお金を置いて、子どもの塾代にしてるおばはんもおるわけです。そのおばはんも賛美する意見もないと』『孫の孫の世代が全員"美"と"恋"ばかりで、金持ちのおっさんばっかり探すと…』と発言してたらしいけど、なに言ってんだって話だよ。

もともと日本は「母親は子どものために自分を犠牲にすべき、そんな母親こそ素晴らしい」と賛美する国なんだから。
大女優でも「毎朝5時に起きて子どものお弁当を作ってます」と良き母アピールしなきゃいけない国。シングルマザーが恋愛すると「子どもより自分優先なんて母親失格だ」とバッシングされて、シングルファーザーには「早く嫁さんをもらえ」とアドバイスする国。
そういう男女の非対称性をわかってから言え、笑止!と憤るわけです。

J:また笑止が出た(笑)。たしかに日本は「家事育児は女の責任」って考え方が強いよね。
日本で「BBQしよう」と誘うと、女性は「面倒くさいからイヤ」ってよく言う。料理や後片付けは女がやらなきゃいけないと思ってるみたい。でも、カナダだと男女全員でやるから…というか、むしろ男の方がよく働く。

アル:釣ったサーモンをガーッとさばいて。

J:サーモンもさばくけど(笑)。カナダ人がサーモンばっか食べてるわけじゃないから!

マザコンとセクハラ

J:あと日本人の言う「家族サービス」って言葉が理解できない。家族のためにすることは「サービス」じゃないだろって。

アル:私も育児に「協力する」って言い方は変だと思う。育児は2人で「する」ものだろって。日本の男は「してあげてる」って感覚の人が多いんだろうね。まあ若い世代は変わってきてるようだけど。

J:専業主婦に育てられた男が多いからかな。うちは両親が共稼ぎだったから「母親が全部やって当然」って感覚はないよ。自分の母親の影響は大きい気がする。

アル:小藪みたいな男はマザコンで「俺のオカンが一番!」と言いたいだけの場合が多い。だからって「みんな俺のオカンみたいになれ」と押しつけるのは間違ってるよね。もうちょっと怒ってもいい?

J:どうぞ(笑)。

アル:小藪はセクハラ野次問題の時も「結婚せえへんの?と聞くだけでセクハラと言われたら、なんも会話できへん」と言っていたけど、自分だって大先輩の女芸人には聞かないでしょ。
セクハラは女子アナとみのもんたに代表される「イヤだと言いたくても言えない上下関係」の中で頻出するものであり、それすらもわかってない。

J:日本は女性の社会的地位が低いから、職場で言いたくても言えない女性は多いよね。女性の管理職が少なくて、ほとんどの上司はオジサンだし。

アル:小藪、昔はわりと好きだったのに…二丁目でビリジアンのネタ見て笑ったのに。

J:全然わかんないんだけど(笑)。

アル:私が十代の頃の話だから(笑)。

J:なんかさ、欧米人は「日本の女性は自分の意見を言わない」とか言うけど、日本に長くいると「言えない状況がある」と気づいた。女性が意見を言うと叩かれたり潰されるから、言いたくても言えないんだって。
それが恋愛にも影響してるのかな?と思うんだけど。

ロールキャベツ男子の不在

J:日本の女の子って「なんでこんなひどい男と付き合ってんの?」って子が多いもん。ひどい扱いされても文句も言えず我慢しちゃうとか。

アル:女は耐えて尽くすのが美徳とされてきた国だしね。あと父親が亭主関白だったことも影響あるかも。

J:納得いかないのが、そういう男を好きになる女の子も多いでしょ?オラオラ系とか俺様とか。あれってなんで?…って聞いても、アルはそういう男が嫌いなのか(笑)。

アル:一か所に集めて空爆したいね。

J:空爆(笑)。アルが草食系を好きなのは、自分が肉食系女子だから?

アル:そうね、ライオンがインパラを狩るように。
日本はまだまだ受け身な女子が多いから、「男にリードされたい」と望むがゆえに、オラオラ系やヤリチンに引っかかるんだと思う。
“ロールキャベツ男子”なんて言葉もあるけど、そんな都合のいい男いないしさ。肉食と草食のいいとこどりで、リードはしてくれるけどマジメで誠実で優しい、みたいな。

J:そういう男もいるんじゃないの?

アル: UMA(未確認生物)みたいなもんでしょ。まあパンダも昔はUMAと言われていたし、すごい奥地とか探せばいるかもしれん。

J:奥地にはいないでしょ(笑)。

アル:二次元にはいるけどね。乙女ゲーでも「強引な俺様が自分だけを愛して大切にしてくれる」のは鉄板だから。

J:アルはゲームの仕事もしてるんだよね。欧米であれ系にハマるのって一部のオタクだけって気がするけど。日本の女性はリアルでいい男がいないから、二次元で疑似恋愛するのかな。

アル:いや単に癒されんじゃない?俺様な彼氏が自分のために料理作ってくれるとか。風邪ひいた時に看病してくれて、オデコくっつけて「まだ熱あるな」「うつっちゃうよ」「俺にうつして早く治せ」とキスしてセックスに雪崩れこむ…みたいな場面を100回ぐらい書いた気がする。

J:なるほど(笑)。そういう夢のような世界に浸って癒されるのか。二次元にしか、肉食と草食のハイブリッドな人物がいないんだね。

アル:Lの世界にはいるかも、ロールキャベツ女子が。「ノンケだったけどアタックされて女の子と付き合ってます」って女子に何人か会ったことがあるよ。

―次回、Lの世界について語ります!

Text/アルテイシア

恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座 アルテイシア
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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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