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  • 2015.02.18

非モテからモテに転身!「あだち充幻想」からの卒業/名探偵コナン似男子の性事情(2)

非モテ出身のビジネスマンに性事情をインタビュー!マンガ育ちの奥手男子が、初彼女をゲットできた経緯とは…?「ガムセックスじゃなくスルメセックス」という名言に注目です!

 5人目のゲストは友人Kくん(30歳会社員)。
私の恋愛コラムのアドバイスを実践して「初彼女ができた」とメールをくれて、交流が始まった男子です(以前、ニコ動の対談にも登場)。
某有名大学を卒業、仕事のできるビジネスマンの彼と語りました!

第2回:あだち充幻想を壊せ!

アルテイシア 魁!セックス塾 童貞 イケメン 草食
Tetra Pak


アルテイシア(以下、アル):Kくんの逆転モテのキッカケは「壮絶な初体験でプライドを壊したこと」という話でしたが。

K:そうですね。あと、幻想を壊すのも大事だと思います。僕も漫画育ちのオタクなんで「日々の業務に邁進していれば彼女ができる」と信じてたから。

アル:業務(笑)。それって「甲子園を目指して野球をがんばってたらフェンス越しに見てる女子が好きになってくれる」みたいな?

K:そうそう。でも、そんなの実世界ではないじゃないですか。

アル:ないね。放課後、がんばって黒板を消してたらバスケ部のキャプテンがダムダムやってきて壁ドン、とかもない。

K:漫画の主人公はそのままでも恋愛できるけど、現実は自分が変わらないと始まりませんよね。見た目やトークを磨いて、こっちからアプローチしないと。
あと、あだち充の漫画によくある<友達以上恋人未満の男女が自然に付き合う>みたいな展開もないですね。

アル:ないね。まず、あんな女いないしな。

K:アルさんはあだち充嫌いなんでしたっけ?

アルテイシア 魁!セックス塾 童貞 イケメン 草食 非モテ
『タッチ (9)』/あだち充/小学館

アル:あだち充の漫画は好きだけど、南ちゃんが嫌いなの。「南の夢は好きな人のお嫁さんになること。もう1つの夢は甲子園に連れてってもらうこと」って、オマエも自分でなんかせえや!と言いたくなる。

K:新体操はしてますけどね(笑)。

アル:ほな新体操でてっぺん目指さんかい!と。

K:現実はあだち充みたいにはいかず、僕はいつも友達止まりになってたんです。「友達としてはいいけど男としては見られない」と言われて。
そしたら、アルさんに「手をつなげ」とアドバイスされて。それで今の彼女と初デートの帰りに手をつないだら、そのままキスして付き合うことになりました。「友達止まり脱出のカギはこれか…!」と。

アル:肉体的接触が一切ないと、異性として意識されないから。手をつないだりして「好きだ」と好意の信号を出さないと、恋愛スイッチが入らない。
でも、それだけスムーズに進んだのは彼女もキミを気に入ってたんじゃないの?

K:いや、第一印象は悪かったらしいです。

サブカル彼女との出会い


K:彼女とは飲み会で出会ったんだけど、男友達が援護射撃のつもりで「Kはこう見えてモテる!」とか言ってたら、チャラい男だと誤解されたらしく。

アル:とんだ誤爆だな(笑)。

K:その飲み会ではあまり話せなかったけど、とりあえずご飯に誘ったんですよ。そしたら彼女も「とりあえず行ってみっか」と思ったらしくて。

 その後メールのやりとりをするうちに、彼女が赤提灯でよく1人飲みしてるとか、マニアックな映画や漫画が好きだとわかって…「いましろたかし」とか「つげ義春」とか。それで「この人、面白いな!」と思ったんです。

アル:見た目はそんな感じに見えないもんね。綺麗な年上のお姉さんというか、シュッとしたキャリア女子系?

K:それが実はサブカル系で。で、僕の書いているオタクやサブカル趣味のつまった闇ブログを紹介したんですよ。

アル:うん、あのブログすごく面白いよ(笑)。

K:彼女もあれを読んで「こういう男に出会いたかった!」と思ったそうです。
それでいざデートしたら、彼女はミスチルとか超ディスってて(笑)話が合ったんですよ。

アル:マッチングしたんですな。

K:はい。2人で小汚い立ち飲みに行ったんだけど「男はこじゃれたイタリアンとかに誘ってくるけど、あんなもん食べた気がしない」と言ってて。
今まで、口説いてくる男に趣味の話をしたら「へー意外だね」と言われるのがイヤだったと。でも僕の前では素で話せて楽しかったそうです。

 アルさんの本に<女はひとりひとり違うのだから、目の前の相手をちゃんと見ること。女はこうだと決めつけちゃダメ>と書いてたじゃないですか?彼女と出会って「これ進研ゼミで見た!」と思いました。

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『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』/アルテイシア/永岡書店

アル:そう言ってもらえると嬉しいよ。婚約おめでとう!

K:でも、プロポーズでしくじったんですよ。

アル:あ、そうなの?

K:彼女はロマンチックなプロポーズとか嫌がると思ったんです。それで普通に街を歩いてる時に「結婚しようか」と言ったら「オイこれがプロポーズか?やり直しだ!」と言われて。

アル:はは、スパルタだな(笑)。で、やり直したの?

K:はい。ちゃんとレストランを予約して、ダイヤモンドの指輪をプレゼントしてプロポーズしました。そしたら「よし、結婚しよう!」とOKをもらいました。

アル:そこは王道なんだ。

K:わからんもんですね。

アル:わからんもんだよな。
オッサンみたいな女友達が「誕生日は夫とロマンチックにデートしたい」と言ってて「クリスマスや結婚記念日は?」と聞いたら「それはどうでもいい」と返ってきて、ホントよくわからん。

K:アルさんはそういうの一切いらないんですか?

アル:私はロマンチックが苦手だからさ。ムードとかサプライズとか演出されると、ゲー吐きそうになる。

K:でも、その方が男は正直ありがたいでしょ。

アル:いやーそうでもなくてよう。
広告会社時代、会社の先輩と付き合ってたんだけど、記念日にリゾートホテルとか予約してくれるわけさ。で、屋外のジャグジーに花とか浮かべてシャンパンで乾杯するんだけど、私はひたすら湯船に浮いた虫の死骸をすくってて。

K:虫の死骸(笑)。

アル:そんな自分が申し訳なかった。「乙女ゲーのヒロインみたいなリアクションできなくてスンマセン!」みたいな。
そこまでしてもらって贅沢なって話だけど、私は嬉しくないんだもん。「こんな自分は女として失格だ」ってコンプレックスがあったよ。
夫はそういうことしないから、すごく楽。だからやっぱりマッチングなんだよね。

日本女性は好みが多様?


K:僕も「背の高い体育会系の男がモテる」とコンプレックスがあったけど、好みって人それぞれなんですよね。

アル:うん。文系男子萌えとか、色白痩せメガネ男子萌えとかあるし。

K:十代の頃は「こんなチビでひ弱な俺を好きになる女子はいない」と思ってたけど。

アル:まあ日本に生まれたのはラッキーだったよね。ここはジャニーズが栄華を極める国で、小柄な男子を受け入れる文化があるから。

 嵐の二宮くん似の韓国人の男友達が「僕は日本ではモテるけど、母国では一切モテません」と言ってた。韓国の女性は男らしいマッチョが好きだから。その彼は「日本で結婚相手を見つけます!」って。

K:欧米も男らしいマッチョがモテますよね。

アル:日本の女性は好みが多様だし、あまり見た目に厳しくないと思うよ。
酒井順子さんの『儒教と負け犬』(講談社)って本で、東京・ソウル・上海の女性にアンケートしてるんだけど「結婚したくないのはどんな男性?」って質問に「ハゲ」と答えたのが東京31.7%、ソウル55.0%、上海68.3%。「チビ」と答えたのが、東京29.3%、ソウル58.9%、上海49.7%。

K:東京の女性はとびぬけて優しいですね!

アル:上海はハゲに厳しすぎるよね。

K:日本ではオシャレハゲの人とかモテますもんね。
…僕も見た目よりダンゼン中身重視だけど、それはリアルに女子と接したからだと思います。女子と接点のない十代の頃は「可愛い子がいい」と思ってたけど「話してて面白い子がいい」に変わりました。

アル:王道モテ系女子はつまらないんでしょ?

K:そうですね。あとキャピキャピした若い子は苦手です。正直バカっぽいと思っちゃって…尊敬できる女性がいいですね。

アル:私の男友達はみんなそう言う。それは「若くて可愛いバカな女が好き」って男とは友達にならないからだけど。殴り合いのケンカになるから(笑)。

K:男の方も殴られそうだから近づかないんでしょうね(笑)。

アル:そうそう。だから「女を見下す男は殴ったる!」って姿勢で生きた方がいいと思うよ。そしたら自分に合う男が集まってくるから。

スルメセックスが最高!


アル:彼女とのセックスはどうですか?

K:彼女は「好きな人とイチャチャするのが好き、その延長にセックスがある」って考えで、セックスに前向きだから僕もすごく楽しいです。
彼女と付き合って「セックスは深めていくのがいい」とわかりました。

アル:ガムセックスじゃなくスルメセックス。
(ガムセックス=新規を落とす瞬間が最高で、その後どんどん味がなくなる。スルメセックス=1人の相手とやればやるほど味が出てくる)

K:僕も「100人の女性とやるより、1人の女性と100回やりたい派」ですね。
正直100人のおっぱいは見たいけど(笑)、セックスは1人の相手と深めていかないと辿りつかない領域があるじゃないですか?そこに彼女が行くのを見るのが嬉しいというか。

アル:「刻(とき)が見える…!」みたいな究極のオーガズムとか。

アルテイシア 魁!セックス塾 童貞 イケメン 草食 非モテ
ララァ・スン

K:そういうみたいな姿を見るのって、100人のおっぱいを見るより感動すると思う。

アル:スルメセックスの方が末永く楽しめるしね。
セックスに新鮮味を求める男は「今さら嫁では勃たない」とか言って、家ではセックスレスで外で新規と浮気するでしょ?そういう男はオールドタイプだよ。

K:オールドタイプの多い国はセックスレスになるんですね。

アル:はい、だからニュータイプとしてスルメセックスを推進してください。

K:はい、彼女に刻を見せられるよう頑張ります!

次回以降も多彩なゲストが登場しまーす♪

アルテイシアさんが恋愛と結婚の極意を語る『恋愛デスマッチ』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!

Text/アルテイシア

ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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