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  • 2015.01.15

妊活に朗報!週に1度の定期的なセックスが妊娠率を上げる

晩婚化が進んでいる日本。30代で妊活をしている人も沢山います。今回は、女医・関口由紀先生に妊娠しやすいセックスの頻度など、妊活に役立つ知恵を教えてもらいました!

第22回 妊活に朗報!妊娠率を上がるセックスのタイミング


 昨今、晩婚化が進んでいる日本。
30代後半で結婚して子どもが欲しい人の中には、結婚と同時に急いで妊活を励みたい人も少なくないようです。

 今回は妊活に励んでいる人がするべきことを、医学博士で女性泌尿器科専門医の関口由紀先生に伺いました!
現在は妊娠に興味がない人も知って損はない情報ばかりです。

まず手始めは「基礎体温を測る」こと!

関口由紀 膣トレ オーガズム
Robert Bejil Productions


 排卵日は、最も妊娠しやすい時期といわれますが……。

<関口先生の解説>
「卵巣から排卵された卵子の寿命はおよそ1~2日。射精された精子の寿命は、約5日です。ですから排卵日の前後数日にセックスをする必要があります。
妊娠を望むなら排卵日にセックスをするのが最も望ましいのですが、この排卵日は排卵痛などわかりやすいサインがない限り、事前に予測するのが難しいのです。

 排卵日は、一般的には直前の月経が始まった日から数えて2週間後といわれていますが、些細なことでずれてしまいがち。
月経が順調ならまだしも多忙を極める現代女性は月経不順なことが多く、正確な把握はできない人がほとんどです。
また、年齢が上がるときちんと排卵をする確率が減るので、排卵をしてない場合もあります。

 妊娠したいという意思があるのなら、まずは基礎体温をつけ、自分の排卵周期を把握することから始めましょう。
基礎体温を記録することで排卵のリズムを知ることができ、排卵日を予測できます。
また、排卵日そのものがあるかどうか、妊娠しやすい身体かどうか、卵巣機能不全や黄体機能不全といったトラブルを知る手掛かりにもなります」

 基礎体温から、どのようなことが読み取れるのでしょうか。

<関口先生の解説>
「女性の身体は、月経が始まった日から約2週間の低温期が続き、排卵日やその1日後に一旦体温が下がってから、約2週間の高温期に突入します。
月経が順調で健康な女性なら、低温期と高温期の差がはっきり出て、その変化は基礎体温から把握することができます。

 こうした基礎体温の変化は、ホルモンに左右されます。
低温期から高温期に体温を上げるのは黄体ホルモンの作用によるもの。
この黄体ホルモンは、厚くなった子宮内膜を維持し、受精卵を着床しやすくする、妊娠に欠かせないものです。

 しかし、黄体ホルモンの分泌が十分でないと、高温期に入っても体温が上がりきらず、低温期との差が0.3度以内だったり、高温期が10日未満と短かったりします。
この場合、黄体機能不全と考えられ、不妊の原因になります。
また低温期と高温期の差がない場合は、月経はあっても無排卵の可能性があります」

定期的なセックスが妊活のカギ!


 不妊の原因がなければ基礎体温を測りつつ、タイミングを狙ったセックスで妊娠の確率を上げたいもの。
だけど卵子の寿命は短く、そのタイミングでセックスをするのは、なかなか難しい……。

<関口先生の解説>
「月に1度の排卵日を逃さずにセックスをすればチャンスは高まりますが、そのことがお互いのプレッシャーになってはよくありません。
確かに卵子は24時間しかうまく精子を捕えられないため、妊娠を望むなら排卵日の前後2日にセックスを行えば、その確率が上がります。
ただ精子というのは寿命が長く、5日ぐらいなら体内で生きていられるので、排卵日の前後5日間くらいにセックスをすれば妊娠の可能性があるわけです。

 また、『第20回 月経中、やっていいこと、悪いこと』でも説明しましたが、排卵は些細なことで起こります。

 基礎体温が高温期となる2週間は黄体期で、いわゆる安全期といわれる妊娠しづらい期間です。しかし、この黄体期が終わるといつでも妊娠可能の状態になります。
例えば、排卵期まで日数がある月経直後であっても、体調やオーガズムなどの刺激で、突然排卵してしまうこともあります。

 このように排卵期は見えませんから、定期的にセックスして、常に精子が体内に残っている状態にしておけば妊娠の可能性がグンと上がるというもの。
ですから、排卵日の前後だけにセックスするよりも、1週間に1回、定期的にセックスをしているカップルの方が妊娠の可能性が高まります。

 ちなみに高齢の人が妊娠しづらいのは卵子が短命ということではなく、卵子が老化するから。着床などがうまくいかなくなるからなのです」

30歳に突入したら妊活を考えて!


 平成23年度の厚生労働省のデータによると、女性の平均初婚年齢は29歳
「30代までに結婚したい!」と駆け込んで結婚した人で、もし子どもが欲しいなら今すぐ妊活に励むべきかもしれません。

<関口先生の解説>
「出産は医学的に考えると、20代にすませたいですが、現代女性が置かれている社会的立場やライフスタイルから考えると、なかなかそうもいきません。
でも、医師の立場からいわせていただくのなら、遅くとも30代前半に第1子を生んでおくことをおすすめします。

 それというのも、30代前半までは自然妊娠がしやすく、不妊治療をしなくても産めるかどうか判断できるからです。
妊娠しやすい身体なのか、そうでないかの見当もつきます。
子どもはまだいいから……と悠長に構え30代後半になってから妊活に焦り、その時点で不妊がわかって治療に励んでも、妊娠の確率は下がります。
不妊治療は早ければ早いほどいいのです。

 それに30代前半は体力もあってお産も楽。
30代前半に第1子を生んだあと、第2子を希望した場合、実現性も高まります。

 ただ30代後半であっても、妊娠を諦める必要はありません。40歳までは比較的可能性があります。
もし妊娠を望むなら、規則正しい生活を送り、身体を冷やさない生活を心がけて体調を整えること。
そしてパートナーがいるなら、週に1度の定期的なセックスを。心も身体もセックスレスにならないことが大切ですよ」

 次回は、「妊娠したい女性の必修科目!出産前・出産後の腟トレで骨盤底筋のトラブル改善」をお届けします。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

関口由紀
医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ理事長

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