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  • 2014.09.25

膣クライシスに注意!女性ホルモンの減少をゆるやかにする方法

第14回 腟クライシス回避!女性ホルモンの減少をゆるやかにする方法


 最近、若い女性の間で女性ホルモンの減少が話題になっているけど、女性ホルモンの減少は腟にどんな変化をもたらすのでしょうか?
医学博士で女性泌尿器科専門医の関口由紀先生に伺ってみました。
(前回の「『太った人は名器』はウソ!太りすぎは女性性機能障害につながる可能性あり」も合わせてどうぞ)

女性ホルモンが減少することで起きる様々な症状

関口由紀 膣トレ オーガズム
martinak15


<関口先生の解説>
女性ホルモンが減少すると、性的意欲が落ちたり、オーガズム障害や性交痛があったりなど、様々な理由からセックスを楽しめなくなってきます。
詳しく話すと、女性ホルモンが減少することにより、腟の粘膜が薄くなり、弾力も弱くなってしまうため、性交痛が増えてきます。

 そして腟の萎縮により腟が狭くなります。しかし、腟が狭い=締まりがよくなる=気持ちよくなるのではなく、愛液の分泌の減少による濡れにくさから性交痛を伴うため、セックスが苦痛になることが多いようです。

 また、腟が狭くなるとは反対に、骨盤底筋が衰えて腟の締まりが緩くなる人もいます。
出産経験があったり、運動不足で、もともと尿漏れなどのトラブルがあったりした人は、さらに緩んでしまう可能性があります。

 しかし、女性ホルモンの分泌量がガクッと減るのは、一般的に閉経の兆しが見える45歳ごろから。
女性は月経周期でホルモン量が変化し、心身が不安定になることはありますが、20~30代なら閉経後と比べものにならないほど女性ホルモンは分泌されています。
ですから仮にセックスがうまくいかないなら、ホルモンの低下ではなく、心因性の要因が大きいと考えられるでしょう。また薬剤の可能性もあります。低用量ピルや抗うつ剤は、女性性機能障害を発症させることが知られています。

 ちなみに最近、話題になっている30~40代の『プチ更年期』は、女性ホルモン値は正常であるにかかわらず、更年期のようなホットフラッシュ、不眠、うつ、疲労感などが出現する病態です。
過度なストレスや不規則な生活、バランスの悪い食生活が引き金になり、女性ホルモンの作用を受ける臓器側の受容体の機能がおかしくなり、自律神経失調症状が出現するのです。

 閉経に伴う女性ホルモンの減少は、脳がいくら命令を出しても、卵巣から女性ホルモンが分泌されない状態です。
一方『プチ更年期』は、同じ『更年期』の名がついていても、女性ホルモンの低下はなく、いわば若年性の自律神経失調症といえるような病態です。

女性ホルモンの減少が招く、腟クライシス!


 女性ホルモンが減ると、身体には様々な症状が勃発してしまうそうなんです!

<関口先生の解説>
閉経後の女性ホルモンの分泌量の減少は深刻です。
ホルモンの働きで身体は正常な状態を保てていたのが、そのバランスが崩れることで様々な問題が顕在化してきます。

 代謝が落ちて内臓脂肪がつき肥満になりやすくなる、骨密度が減って骨がもろくなるなど美容や健康上の問題だけでなく、前述した性行為の困難、腟の緩みなど、セックスにまつわるトラブルも多々起こります」

 女性ホルモンの低下を食い止める方法はないのでしょうか?

<関口先生の解説>
「加齢により女性ホルモンが減るのは仕方がないことなのですが、減少のスピードをゆるやかにすることはできます。
基本は適度な運動とバランスのいい食事や正しい生活習慣。

 女性ホルモンの分泌量は20代後半を境に減る一方ですから、いざトラブルがあってから慌てるよりは、20~30代の人こそ今から生活を見直して欲しいですね」

 次回は、腟のアンチエイジング方法について伺っていきます。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

関口由紀
医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ理事長

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