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  • 2014.09.11

「太った人は名器」はウソ!太りすぎは女性性機能障害につながる可能性あり

第13回 太っている女性は名器?


「太った人は名器」というのはよく聞く話。
脂肪の割合が多いから腟も狭く、ギュッと締まってペニスを捕えられそう……と思うけれど一体どうなの?

 そんな疑問を、医学博士で女性泌尿器科専門医である、関口由紀先生にぶつけてみました!

やせても、太っても腟の中の締まり具合は皆同じ?

関口由紀 膣トレ オーガズム
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<関口先生の解説>
「腟の中には脂肪がつきません。ですから、太っている=腟の中に脂肪があってペニスの締め付けがいい…ということはありません。
体重や脂肪の多さと名器に相関関係はないでしょう。

 ですが、太っている人の場合、小陰唇の外側に位置する大陰唇の肉付きがよく、ペニスを挿入した際にそれが抵抗となるため、締め付けが強く感じられることはあるかもしれません。

 また、腟をキュッと締め付けるときに関わってくるのが『骨盤底筋』です。
これらは筋肉ですから、極端なダイエットでたんぱく質を必要以上に減らしてしまうと筋肉線維が細くなり、それに伴って骨盤底筋が衰えてしまうこともあります。
骨盤底筋の衰えは腟のゆるみを招くので要注意です。

 そのような観点から考えれば、筋肉が少ないやせた人より、健康的で適度に太っている女性の方が、締まりがよいかもしれませんね」

太っている女性に多い女性性機能障害


 また、極端に太っている女性には女性性機能障害が多いことがわかっています。

<関口先生の解説>
「極端に太っていると、脂肪細胞が作るアディポネクチンというたんぱく質がへってしまい、インシュリンの作用が弱くなり動脈硬化がすすんだり、卵巣の皮が分厚くなって 卵子がうまく育たなかったり、排卵しにくくなったりします。
そのため女性ホルモンの分泌が悪くなることから、セックスに対する意欲がへってしまったり、オーガズムに達しにくくなったりするのです。

 また、太った人にありがちなのが、脂質が多いような欧米型の食生活です。
これは生活習慣病の引き金にもなります。
そして数ある生活習慣病の中でもセックスに関わってくるのが動脈硬化糖尿病です。

 血中の悪玉コレステロール値が高くなる高脂血症は、動脈壁にコレステロールなどが付着して血管が硬くなる『動脈硬化』の要因になります。
動脈硬化になると血液の流れが悪くなりますから、男性であればEDになるように、女性もクリトリスが充血しない、濡れにくくなるなど、感じにくさにつながることがあります。

 糖尿病だと血流が悪くなるばかりか、進行すれば末梢神経障害が起こるので、まったく感じなくなることがあります。このようなことが、肥満が女性性機能障害につながるといわれる所以です」

感度がいい身体は、健康体


 太っている人が女性性機能障害の要因を抱えているとしたら、やせている人の方が感度はいいのでしょうか?

<関口先生の解説>
「感じ方には個人差があるので、太っているか、やせているかの体型の違いだけでは判断できません。
ただひとついえるのは、感じやすい体であるためには、健康体であること。

 パートナーと充実したセックスをするには、あたりまえではありますが、心身共に健康であることが基本です。
そのためにも普段から適度な運動、栄養バランスのいい食生活を心がけることが大切です

 次回は、女性ホルモン減少による腟クライシスについて先生に伺っていきます。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

ライタープロフィール

関口由紀
医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ理事長

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