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  • 2014.08.14

外陰部は絶対に優しく!ニオイやすくなる夏にデリケートゾーンの洗い方を総復習

第11回 どーすりゃいい!? 聞くに聞けないデリケートゾーンのお手入れ

腟はそんなに臭うものではない!?

関口由紀 膣トレ オーガズム
Mis Flora Leal


 これからのムシムシとした湿気の多い時期、気になるのがデリケートゾーンのニオイ…。
どうやってお手入れをするべきか、医学博士で女性泌尿器科専門医の関口由紀先生に伺ってみました。

<関口先生の解説>
「外陰部にはワキと同じく『アポクリン汗腺』と呼ばれる汗腺があるため、ニオイが強い部分であり、不潔にしていたり、蒸れるような素材やキツイ下着などを履いていれば、雑菌が繁殖してニオイやすくなります。

 とはいえ、入浴やシャワーの際に普通に石鹸で洗っていれば、まず問題ありません。よほどのことがない限り、着衣の状態で他人が気付くまで臭うことはあまりないもの。
ですから、あまり気にしないことが一番です。

 ただし、月経前~月経中はニオイが気になる傾向にあります。
そもそも月経中は経血の関係で普段より外陰部がニオイやすいのですが、理由はそれだけでなく女性ホルモンの分泌量が低下する時期は、知覚過敏になることも関係しています。

 この時期はニオイに敏感になる傾向にありますが、月経中、もしくは月経前のおりものが多い日は、こまめにナプキンやおりものシートを変え、毎日の入浴で洗っていれば、デリケートゾーンがとりたてて臭くなるということはありません。

 ただ、陰部を洗ってもなかなかニオイが消えない、またはおりものの量が前より増えた、おりもののニオイや色がおかしい、といった場合は腟炎や性感染症などの可能性もありますから、早めに病院に行くようにしましょう

デリケートゾーンの洗い方


 外陰部のデリケートゾーンは、どのように洗えばいいのでしょう?

<関口先生の解説>
指先で石鹸を泡立てたら、小陰唇と大陰唇の間を指先でなでるようにしてやさしく洗います。
小陰唇が大きい人は、ヒダの部分にカスが溜まりやすいので、少し引っ張るようにして洗ってもいいでしょう。

 ニオイが気になるからといって、間違っても洗浄力の強過ぎる石鹸を使ったり、腟の中まで洗浄したりすることは、やめましょう。
洗いすぎて腟にあるデーデルライン桿菌(かんきん)という常在菌を滅菌してしまうと、本来持っているバリア機能や抵抗力が衰えて雑菌に感染しやすくなり、逆にニオイなどのトラブルの原因にもなります。

 また、ナイロンたわしのようなものでゴシゴシ洗うと、性器の粘膜が傷ついて、色素沈着による黒ずみなど、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
外陰部は、やさしく洗うのが基本。最近ではデリケートゾーン専用の石鹸も出ていますから、そういったものを使用するといいでしょう」

ムズムズ…ヒリヒリ…腟のかゆみ


 腟のニオイだけでなく、かゆみに悩まされる女性の話もよく聞きます。

<関口先生の解説>
「人間は30歳を超えると皮膚や粘膜が乾燥してきます。ムズムズ、ヒリヒリといった腟のかゆみも、こうした加齢による乾燥が原因です。
加齢により、腟の分泌液が低下から陰部周辺の皮膚の保湿力が衰えてしまい、そこにナプキンや下着の摩擦が加わることで『接触性皮膚炎』になり、かゆみを引き起こしてしまうのです。

 この接触性皮膚炎は、加齢が主な原因ではありますが、ニオイを気にするあまり陰部を洗いすぎる人も同様に起こるので注意しましょう。
過剰な洗浄により、粘膜に存在している保湿成分まで洗い流してしまうと乾燥して、かゆくなってしまいます。

 このような乾燥が原因で起こるかゆみの場合、あまりひどくない場合は保湿が有効ですから、入浴後は刺激が少なめのローションやクリームなどでケアをしてもいいでしょう。

 また、月経中のナプキンが刺激にもなりやすいですから、肌にやさしいナプキンや、今流行の布ナプキンに変えるのも一計。
意外なところでは尿もれパットを代用するのもおすすめです。尿もれパットは肌ざわりや、通気性、デオドラントにこだわっているものが多く、陰部の皮膚がデリケートな人にも向きます」

 次回は腟のかゆみに関連する、腟炎や性感染症についてお話します。

監修/関口由紀先生
Text/平川恵

ライタープロフィール

関口由紀
医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ理事長

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