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  • 2013.10.01

元AV女優・紅音ほたるさん(3):期待に応えようとするとセックスが負担になる


 人気AV女優として活躍し、現在は性の悩みSNSも主催する紅音ほたるさん。
今回は、AMのメイン読者層であるアラサー女性が抱えている性の悩みにアドバイスしてもらいました。
第1回「潮吹きの撮影には12Lの水を飲んでた」、第2回「AVで若い男女が傷ついていることを知って」も合わせてどうぞ。

嫌なプレイは断っていい。それが2人のため。

遠藤遊佐 紅音ほたる


――違和感を覚えるようなプレイ――例えば、アナルセックスとか精液ごっくんとか生理中のセックスなんかを求められた場合、どういう対応をしたらいいんでしょうか。

紅音ほたるさん(以下、敬称略): 頑張って期待に応えちゃうと余計負担になると思うんですよ。
我慢して彼の希望に応えてると、それがプレッシャーになってセックスが楽しくなくなるし、普段の日常的な関係までギクシャクするかもしれない。相手の男性もちょっと負担のかかる要求してるなっていうのはわかってるはずなので、二人の関係のためにも「嫌なことは嫌」って言ってほしいですね。

――女性もアラサーになると「イイ年なんだからそれくらいして当然」みたいな見えないプレッシャーを感じたりすると思うんですよ。女子会で誰かが「アナルセックスした」なんて言うと「みんなやってるのか!」とか。

紅音: いやあ、そんなの気のせいですよ~(笑)。私はアダルト出身ですけど普段は至ってノーマルですし、嫌なムードになったら途中で切り上げちゃったりしますもん。セックスは2人でするものだから無理にする必要は全然ない。今は女子だって自分で仕事して稼げる時代なんだし、そこらへんは平等でないとね。

――そんな悩みを持ってる女性がいる一方で、ここ数年、「肉食系女子」とか「ヤリマン」を自称する女の子も増えてますよね。そういう現象についてはどう思いますか。

紅音: いいんじゃないですか。でも親だとか、それを聞いて哀しい思いをしたり反感を持ったりする人の前であえて言う必要はないかな。ヤリマンを自称するのも、そういう風潮に反感を覚えるのも、男性がテクニック自慢をするのも、今の日本の性意識の現れだと思います。

 私もAVと普段のセックスは全然別物だと思ってるけど、25歳くらいまでは自分を良く見せたいとか「恥かいたらアカン!」とかいう意識に囚われてた。でもこだわる時期が過ぎて「どうでもいいや」と思ったらすごく楽になりましたよ。

がっつきすぎは、セックスレスには逆効果

遠藤遊佐 紅音ほたる


――性に対して積極的でない“草食系男子”を好きになってしまった場合、どうやったらその気にさせることができますか。付き合ってすぐセックスレスになることも多いようなんですが。

紅音: うーん。その気がないときに「ヤリたい」って気持ちを前面に押し出されると相手も引いちゃいますよね。人間てあまりガンガン来られると価値を感じなくなってしまうものだから、ちょっと会う回数を減らしてみたら? 逆に少し距離を置いたほうが男女としての関係は盛り上がるかも。

――これは、セックスレスを避けるにはどうすればいいかっていう永遠の大問題にも通じるところですよね。紅音さんご自身はセックスレスの経験は……。

紅音: ありますあります。セックスレスになると、やっぱり最初のうちは焦るんですよ。
でも長く付き合っていくと、お互いに対する責任とか信頼関係とか、男女の愛情っていろんな形があるっていうのがわかってくる。
だからあんまり気にしすぎないほうがいいんじゃないかな。またお互いに男女として見ることができるようになる場合もあるから、焦ったりあがいたりせず、どーんと構えるのも一つの解決方法なんじゃないかと思います。

――セックス中、盛り上げるために演技したほうがいいのかなとか思っちゃうんですけど。

紅音: 私はほとんどしませんよ。もちろんAVではカメラの位置まで気にしてましたけど(笑)。
でも「相手任せにしない」っていうことは大切。セックスって共同作業だから、例えば恥ずかしくて何も言えない場合でも、男の人の腕に手を添えるとかボディタッチするとかして自分も参加してるのを見せるといいんです。何かアクションを加えるだけで全然違いますよ。

――それでもうまくいかなくて、性欲が溜まっちゃったら……。

紅音: うーん。男性と同じように性の娯楽で処理してもいいし、あと、運動は意外に効果ありますよ。めちゃくちゃ身体を動して一緒に性欲も発散する。

――思春期の男子に「スポーツで昇華しろ!」とかいうアレですね。

紅音: そうそう。部活でスポーツしたりね。私も自分で処理してスッキリしないときはジムにかけこみます!(笑)

セックスでイケるようになるには、クリトリスと中の同時刺激が有効


――「オナニーではイケるのにセックスではなかなかイケない」っていう話をよく聞くんですけど、セックスでイクためのコツってありますか。

紅音: オナニーでならイケるっていう女の子ってだいたいクリトリスでイッてると思うんですよ。
それに対して、セックスでの“イク”は膣でイクっていうこと。
私、一度いろんな女子たちと「中でイク方法」を考えたことがあるんです。そのときにクリトリスと中を同時に刺激するっていう方法を試したら、挿入だけでイケるようになった子は少なかったけど、同時刺激でイケるようになった子はたくさんいました。

――それは、セックスしながらクリトリスを触るっていうことですよね。

紅音: そう。中だけを刺激するより、クリトリスへの刺激と連動させたほうがイキやすいんです。
クリトリスと中を同時に刺激できるバイブを使ってオナニーしてみてもいいし、もし相手がOKだったら、男の人に入ってきてもらいながらローターを使っちゃってもいい。そうやっていろいろ試してみたらいいんじゃないかな。

――なるほど。実用的なアドバイスありがとうございます! 最後に、悩める女子に向けて一言メッセージを。

紅音: 自分は性的に魅力があるんだろうかとか、人と比べてどうなんだろうとかって悩む人は多いと思うんですけど、周りと競争する必要なんてない。今は女としての魅力を競わないと生きていけないっていう世の中じゃないんだから、自分らしく自然体でいるのが一番だと思います。

――本日は、貴重な話ありがとうございました。


 美人でエロくて元人気AV女優。セックスヒエラルキーというものがあるのなら、間違いなく最上層、別世界の住人なんだろうな……。そんな勝手なイメージを持っていたのですが、実際の紅音さんは悩めるアラサー女子の悩みにしっかり考えながら答えてくれる真面目なお姉さんでした。

 女の子から悩み相談を受けることが多く、現在はカウンセリングの勉強もしているんだそう。「正論が欲しいわけじゃない。一人で整理できないから悩んでるんですよ」という言葉に、首が千切れるほど大きくうなずく私なのでした。


Text/遠藤遊佐


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遠藤遊佐
AVとオナニーをこよなく愛するアラフォーライター。

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