恋愛本のテクは逆効果!「駆け引きが結婚を遠ざける」という真実

【第42回】不毛な駆け引きよりも、駆け引きしなくていい相手を探そう!

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AM編集部(以下、AM):前回「肉食系男子は瞬発力はあるけど、落とすまでが楽しい人種だから持久力がない。オクテ男子はスタートダッシュは苦手だけど、持久力がある」という言葉が印象的でした。

アルテイシア(以下、アル): 結婚は何十年も続く長距離走だから、持久力が大事ですよね。伴侶がほしい人は「スタートした後、続くのか?」を考えた方がいいと思う。
でも恋愛本は、スタートする前のことしか書いてない。
「どうやって落とすか」ってテクばかりを紹介して、「落とした後」のことは想定してない。

恋愛本のテクは“駆け引き”がメインですよね。ひらひらと蝶のように翻弄する女、手に入れたくなる女を演じろ、みたいな。でもその演技を一生続けるの?と考えたら、続くわけがない。
ノロウィルスで下痢嘔吐している時に、小悪魔なんかやってられないじゃないですか。

AM: そうですね(笑)。前々回「結婚はバトル漫画だ」と仰ってましたが、病気・子育て・介護…といった現実と戦う中で、演技なんてできませんよね。

アル: しかも、駆け引きで落とした男は「手に入れたい女」じゃなくなれば、去っていくんです。 …というのを、私は血を吐きながら学びました。「そんな女だと思ってなかった、サヨナラ~」と男に去られて「ユリイカ…ガハッ!!」みたいな(笑)。
その結果「おせんべいの片割れじゃなきゃ無理」と気づいたんです。 そのままでピッタリ合う相手・自分を削ったり偽ったりしなくていい相手じゃないと、落としても続かないって。
駆け引きが必要な相手は、そもそも「おせんべいの片割れ」じゃないんですよ。

蝶々さんとかは生まれつきの小悪魔で、天然モテの人なんです。それを真似したところで所詮フェイクだから、雑魚しか釣れないし。それに、結婚に求めるのって安心や信頼ですよね?演技して偽っている状態で、安心や信頼が築けるわけがない。
…と言いつつ、かつては私も「伴侶はいねが~」とナマハゲ状態だったので「とにかく落としたい」って気持ちはわかります。でも「そのテクじゃ落とせないどころか逆効果」って恋愛本が多いんですよ。