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  • 2014.03.05

結婚はバトル漫画!「お姫様願望を捨てられるか?」という究極の選択

 先日AM編集部にうかがって、出張講座(笑)をしてきました。
前回の「「結婚はしたいけど積極的になれない!」というオクテ女子が幸せになる道は?」もあわせてご覧ください。


【第40回】女磨きに励んでも王子様は現れない、という不幸な現実

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by Www.CourtneyCarmody.com/

AM編集部(以下、AM): アルテイシアさんのアドバイスは本当にリアルだと感じます。真剣に結婚したい女子にこそ読んでほしいなと。

アルテイシア(以下、アル): でも「夢を壊すな」と苦情がくるかもね。

AM: 大丈夫だと思いますよ(笑)。

アル: まあ苦情がきてもいいので、「真剣に結婚したい!パートナーがほしい!」って女子にズバッと言いますね。結婚ってリアルだから。全然キラキラしてないから。
夫婦って、ノロウィルスに感染して下痢嘔吐してる時に看病しあう存在なんですよ。それでも愛情が冷めないのが家族なんです。それって少女漫画的な恋とは真逆ですよね?

AM: 確かに…少女漫画に下痢嘔吐は出てこないですね。

アル: うちは結婚9年目だけど、私の母が亡くなったり夫の母が癌で入院したり色々ありました。そこに子育てが加わったら、もっと大変だと思う。
結婚ってバトル漫画なんですよ。夫婦は何十年もの人生をともに戦うタッグなんです。だから、ザ・マシンガンズくらいの結束がないと続かない(キン肉マン『夢の超人タッグ戦』より)。

AM: ああ…アルテイシアさんは「逃げない男」「一緒に乗り越えていける男」を探したと仰ってましたね。

アル: うん。うちの夫は格闘家なんだけど、心身ともにタフで打たれ強い。温室育ちのエリートとは違うから。でも、恋愛偏差値は30だと思う。
「幸せな結婚をして羨ましい」って女子に言われるけど「じゃあ、初デートで相手が高校時代に買った肩パット入りのコートを着てきて、お店も決めてなくて、会計の時に『おいくら?』って聞いたら『8500円です』ってレシート見せられても付き合う?」って聞いたら「無理!」って即答しますよ(笑)。

誰と結婚してもリスクはある!

AM: (笑)。それは厳しいかも…でもアルテイシアさんはOKだったんですよね?

アル: 恋愛感情がなかったから。だから「なんだこの肩パット、ハートカクテルか」とつっこんで「とりあえず初デートは奢っとけ、心ある女子なら『二件目は私が払う』って言うから」となぜか恋愛指南していました。
でも、多くの女子はそこで「この人はないな」と判断しちゃうでしょ?

AM: そうですね。二回目に繋がらない女子が多いと思います。

アル: 私は29歳だったけど「惚れた腫れたはもういい、人生のパートナーがほしい」と思っていたから。だから夫の良さに気づけたんだと思う。
母の死の前後とか、夫はすごく支えてくれて頼りになって「こいつスゲーいい男だな」とどんどん惚れ直していきました。ほんと寒いノロケで申し訳ないけど。

AM: いえ、未婚の私には「結婚の真実ってこうなんだ」と勉強になります。

アル: 夫ももうオッサンなんで、この前、稽古後に倒れて救急車で運ばれたんですよ。
私は付き添いながら「こいつが働けなくなったら自分が食わせていかねば」って、ひたすら金勘定していました。私の年収でやっていけるかな?と。メソメソ落ち込んでいるヒマなんてなかった。
でも、それが現実だから。誰と結婚してもリスクはある。リストラされるとか、事故や病気で働けなくなるとか。

だから本気で結婚したければ、現実を直視した方がいいですよ。
「イケメンで素敵、王子様みたい~」ってキラキラした恋愛感情では絶対続かないから。そういうのは乙女ゲーで満たしましょう(笑)。

日本に「王子様」はいない!

AM: 乙女ゲームや少女漫画みたいな恋に憧れていると、結婚は遠ざかるんですね。

アル: 憧れるのはしかたないけどね。<女磨きすればステキな王子様に選ばれる>って広告が世の中に溢れているから。本も雑誌も服もコスメもエステも、幻想を抱かせることで商売していることを忘れないでほしい。

『掃除すればお金持ちになって彼氏もできる』系の本も売れているでしょ?部屋がキレイなのは良いことだけど、掃除に期待しすぎだと思う。女磨きもトイレ磨きも、自己完結の努力ですよね。
でも残念ながら、ステキなお姫様になっても王子様は現れない。なぜなら、日本には王子様がいないから。それが日本の女の子の不幸な点なんですよ。

欧米には“男がリードしてエスコートする”って文化があるでしょ?
欧米の男の子とデートすると、本当にお姫様扱いしてくれる。お店予約してないとかレシート見せるとかありえない(笑)。「こんな素敵な女性と食事できて、僕の方こそ感謝しなきゃ」とか褒めてくれるし。
でも、日本はもともと男尊女卑の国だから。

通訳の女友達が言ってました。「欧米のクライアントと会食すると、大企業のCEOがサッと椅子を引いてコートを脱がせてくれる。一方、日本の偉いさんは私がドアを開けないと不機嫌になる」って。
それを見て欧米のCEOがビックリするんだって。「信じられない!僕は両親からレディファーストを学んだからね」って。そんな風に、文化や教育が根っこから違うんですよ。

AM: 欧米が羨ましいです…。

アル: 日本でそれができるのは、石田純一みたいな遊び人のおじさんだけ(笑)。あとは女慣れしたヤリチンか。
新刊のインタビューでも話したけど、<リードしてくれる誠実な王子様>なんてこの国にはいないんです。
だから欧米に移住するか、お姫様願望を捨てるか、どちらか選ぶしかない。

AM: 究極の選択ですね…。
でも現実問題、欧米に移住できる女子は少ないから、お姫様願望を捨てるしかないんでしょうね。

アル: 本気でパートナーが欲しければ、ですけど。
「キラキラした恋を楽しみたい、少女漫画のヒロインでいたい」って女子は、納得いくまで貫けばいいと思う。
私も、花火みたいに燃える恋をいっぱい経験しました。最後は男に振り回される悲劇のヒロインになって、ハッピーエンドにはならなかったけど。
でもそれで火ダルマになったお陰で「平熱で過ごせる相手がいい」と心から思えたので。それに、芸のこやしにもなるしね。

AM: 芸のこやし(笑)。
でも、いろいろ経験して学ぶ方がいいのかもしれません。“待つだけの受け身のお姫様”のまま、何もなく時が過ぎていくより。

アル: 女子校の同級生とか、そういうタイプが多いです。川の流れのように、ゆるやかに三十代処女になったお姫様たちが。でも宝塚やジャニーズにハマって、それはそれで幸せそうですよ。
“幸せのカタチ”は人それぞれだから。他人が決めることじゃないから。

タッグを組める夫婦関係がベスト

AM: 「幸せのカタチを自分軸で具体的にイメージすることが、幸せに近づくカギ」と仰ってましたね。

アル: 本気で結婚したい人にアドバイスするなら、「具体的にイメージしよう」ですね。
「どんな人と結婚したいの?」と聞くと「普通の人でいい」と返す女子が多い。それって何も考えてないってことだから。あと「どんな結婚がしたいの?」と聞くと「平凡な幸せがあれば…」とか、全然リアリティがない。

そういう人は「結婚」にリアリティがないんだと思う。だから、具体的なシチュエーションを想像するのがオススメ。
自分が病に倒れた時、相手が働けなくなった時、子どもが夜泣きした時、親の介護が必要になった時…そういう場面を真剣に想像すれば、男を見る視点も変わってくるんじゃないかな。

AM: かっこいいだけの人は無理!って気づきますよね。

アル: 「それでもかっこいい人がいい!」って言うなら「わかった、貫け!」と思います。
まあ、かっこよさの基準もさまざまだから。私はキン肉星の王子を本気でかっこいいと思うし。

AM: リアルに考えた上で出た結論ならいいですよね。キラキラふわふわ「少女漫画みたいな恋がしたい」と夢見るうちは、結婚は難しいかなと。
私も<結婚はバトル漫画。夫婦は人生をともに戦うタッグ>という言葉を胸に刻みます。

アル: 下痢嘔吐とか夢のない話ばかりしてすみません。
ただ、私は母が死んだ時に「人間って素晴らしい」と思ったんですよ。

私は実家が崩壊していたけど、夫という家族を手に入れた。血は繋がっていなくても、一緒に暮らせば家族になる。
実の家族がダメなら、自分の手で新しい家族を作ればいい。 そのパートナーを自由に選べるなんて、素晴らしい…!と火葬場でしみじみ思ったんです。
だからやっぱり「結婚とは家族になることだ」と伝えたいなと思います。

 …次回は<草食系男子と結婚する方法>等のテーマで語ります!

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Text/アルテイシア


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