初めてのベッドインで下手なふりはしないほうが吉!

第2回「身だしなみに関するMyルールを廃止しよう」はこちら

「1回目は下手なふりをする」Myルール【第3回】

「能ある鷹は爪を隠す」という言葉があります。
実力のある者は、それを軽々しく見せつけるような振る舞いはしないという意味ですが、この言葉をセックスシーンにも取り入れている女性が存在します。

「1回目は下手なふりをする」というMyルールを掲げている女性です。

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 一般女性から募ったアンケートの中に発見したMyルールですが、これを読んで私は、既婚の女友達が常日頃言っている言葉を思い出しました。

「いきなり“完璧な嫁”を演じてしまうと、後々ボロが出てきた時にそれこそボロクソに言われてしまうだろうから、最初から手抜きをしておくべきだ」とのこと。

 これをセックスシーンに置き換えると、「初回から張り切りすぎると、玄人もしくは相当な経験人数を積んでいると思われるので、1回目は下手なふりをする」という意図になるのでしょう。

 半分正解で、半分間違いです。まずは、正解ポイントからお話しましょう。

  新規のお相手との初セックスは、「新規」というだけで充分に盛り上がります。
新鮮さは、セックスにとって最高の興奮材料! 新鮮な食材は、凝った味付けをしなくても素材の味だけで美味しく頂けるのと同じですね。

 よって、コンドームを口で着けたり、アソコでバナナを切るなどの過剰演出は不要なのです。

初めて素振りはNG!年齢にあったセックススキルを

 だからと言って、下手なふりをする必要はないでしょう。スキルを出し惜しみすると、「つまらんマグロ女」という印象を与えてしまいます。
特に、Around30以上の女性は、絶対に下手なふりなんぞしてはいけません。
ある一定以上の年齢を越えたら、それなりにセックス経験も積んでいるだろうと、男性は期待します。

 考えてもみてください。いい大人の女性が「ご飯の炊き方を知らない」と言ったらドン引きされますよね。

 初回に下手なふりをする女性は、おそらく2回目以降のことまで考えているのでしょう。
清らかな乙女が、回数を重ねるごとに淫らな女豹へと変貌していく過程を演出するプランかと存じますが、せっかくの演出プランも、1回で終わってしまっては日の目を見ないままお蔵入りとなってしまいます。
映画でも、続編の制作を念頭に置いて企画することは珍しくないですが、一作目がコケてしまっては続編もへったくれもありません。

 私が言いたいのは、過剰演出も下手なふりも不要ということ。

 初お手合わせだからといって意識しすぎず、自然体で臨みましょう。と言っても、「1回目は下手なふりをする」Myルールが身体に染みついていると、どこまでが下手なふりなのか、判断に悩んでしまうかと思います。

  それでは、自然体セックスを思い出していただくべく、いくつか具体例を挙げましょう。