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  • 2014.01.02

約7人に1人は避妊に失敗している!コンドームの装着方法に女医が警告

第31回 コンドーム、正しくつけなきゃ意味がない!


 あなたの彼は避妊に協力的ですか? コンドームを正しく使えていますか?

 今回は彼にも読んでほしいコンドームによる避妊法についてです。

正しくコンドームを使えていない人が多い!

松村圭子先生 子宮内膜症
Hey Paul Studios


 一般的な避妊法といえばコンドームよね。
でも意外と正しく使えていない人が多いのが現実。
統計によると、1年間のコンドームでの避妊失敗率は、きちんと理想的に使用した場合では2%だけど、実際には破損や間違えた使用法などが原因で、失敗率はなんと15%だったそうなの。

 つまり、コンドームの正しい使い方をしていないことが原因で、望まない妊娠をしている人も少なくないのよ。

正しいコンドームの装着方法


① 傷をつけないようにコンドームを取り出す
※パッケージの切り口で中身を傷つけたり、爪で引っ掛けたりして破れないように注意する。

② ペニスが十分勃起した状態で、コンドームの表裏を確認し、先端の精液溜めの空気を抜いてから、亀頭に乗せる。

③ ペニスの皮を根元まで下げて、コンドームを下まで被せる。

④ コンドームと一緒にペニスの皮を亀頭の方へ一旦寄せてから、またコンドームを根元まで下げるという行為を繰り返す。そうすることで、皮とコンドームが一体化し、外れにくくなる。

⑤射精したら精液がこぼれないようにコンドームの根元を押さえながら、速やかに腟から抜き、口を縛って捨てる。

 あと、サイズが合っていなかったり、きちんと装着できていなかったりすると、行為の途中で外れちゃうことがあるから注意が必要よ。
また、ちゃんとした避妊効果を得るには、コンドームは女性の腟内に挿入する前から装着することも大切。

正しいコンドームの保管方法


 コンドームを財布の中に入れて保管している人もいますが、これは摩擦などによるゴムの劣化が原因で破れやすくなるから絶対にNG。
また、化粧ポーチの中も要注意。化粧品の中には石油系物質を含む物もあり、これがゴムの劣化を促進してしまうことも。

 コンドームを持ち歩く際は、きちんとハードケースに入れること。
あと、家で保管する際にタンスで保管していると、防虫剤の影響で劣化してしまうこともあるから保管場所にも気を配ってね。
コンドームには使用期限があるから、しっかり使用期限を守ることも忘れずに。
その他の注意点は、コンドームの取扱いの説明書に目を通し、正しい保管方法や使用を心がけましょう。

 また、油性タイプのローション、オイルなどの併用は、コンドームの劣化を招きます。
プレイでローションを使いたいときは、コンドームが劣化しないような水性タイプを選んでくださいね。

 もし、行為の途中で、コンドームが破損した、腟の中で抜けてしまったなどのアクシンデントに見舞われたら、婦人科で緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)を処方してもらいましょう。
これは72時間内に服用すれば、妊娠を防ぐことができるピル

 とはいえ、このピルによる避妊率は100%ではなく、あくまでも妊娠する確率を下げるというもの。
低用量のピルに比べると、吐き気や頭痛などの副作用が比較的出やすく、体にも負担がかかります。
そもそもこのピルは、レイプ被害やコンドーム破損などによる事故のときの緊急手段。だから安易に手軽な避妊法だと考えないでくださいね。
基本の避妊法は、彼に「コンドームをつけてね」と言うことよ。

ゴムアレルギーの人はポリウレタン製のコンドームを


 日本で最もポピュラーで、手軽な避妊法はコンドームですが、残念ながらラテックス(天然ゴム)アレルギーがある人は、通常のコンドームは使えません。
コンドームを使ったあと、ペニスが赤く腫れていた、または腟の中がかゆいなどの症状があるなら、その可能性が高いかも。その場合は、アレルギー反応がないか、きちんと皮膚科で調べてもらいましょう。

 アレルギーが認められた人はラテックス製ではなく、ポリウレタン製のコンドームを使用するとよいでしょう。

確実な避妊法はないからこそ、ピルの併用も


 コンドームでの避妊方法は100%ではありませんし、避妊を彼だけに任せるのは不安…という女性は低用量ピルを使うことも検討してみましょう。
低用量ピルは、飲み忘れなどしなければ、100%に近い避妊率を誇ります。

 しかもピルには、月経にまつわるトラブルを軽減する働きがあるの。
ピルを服用し始めると月経痛、過多月経(経血量が多いこと)、月経不順が改善するし、また子宮内膜症の進行を防ぐ、卵巣がんや子宮体がんのリスクを減らすなどのメリットも。
また、ホルモンバランスが安定し、PMS(月経前症候群)の辛い症状を軽減する、ニキビや肌荒れが少なくなり肌がキレイになるなどの効果も!

 まだまだ日本ではなじみが薄い低用量ピルだけど、欧米では10代からでも普通に服用されているポピュラーなものなのよ。
飲み始め当初は、吐き気や不正出血などの副作用が見られることがありますが、次第に治まってくることがほとんど。

 避妊効果があるだけではなく、月経トラブルを改善したり未来のリスクを減らすピルは、日本ではまだまだ誤解が多く、服用する人も少ないわ。
確かに性感染症はコンドームでしか防げないけれど、もし決まったパートナーがいて、もっと積極的に安全にセックスライフを楽しみたいなら、ピルを検討するのもひとつの手だと思います。

 次回は、センシティブだけど大切な中絶の知識についてお届けします。

監修/松村圭子先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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