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  • 2013.12.05

濡れにくさの原因は前戯不足!?女医が教える気持ちいいセックス

第27回 濡れている=感じやすいってこと?


 前回の「カルシウム不足は深刻な事態に!女医が勧めるベストな食材」も合わせてどうぞ。

 彼とのセックスをスムーズに、そして豊かにするためにも「濡れる」って大事なこと。
第2回「処女じゃないのに性交痛や出血が。これって普通?」でも話したけど、腟が愛液で濡れないと摩擦によって痛みを感じることもあるわ。

 今回はそんな「濡れやすさ」「気持ちよさ」についてお話しますね。

興奮で濡れてくる腟

松村圭子先生 子宮内膜症
Yevy Photography


 愛液とは、興奮すると腟の血管からしみだしてくる腟分泌液のこと。
キスや愛撫などの前戯で興奮してくると局部が充血し、その血管から水分が漏れ出してくるの。
性的な興奮により、腟の中が充血して愛液で潤い、男性器と同様に女性器も膨らんできます。ここまでくれば挿入もスムーズね。

 中には濡れにくい人もいます。濡れない理由は、体内の水分不足、寒い場所での行為など、いくつかありますが、多くは前戯不足
しっかり時間をかけて前戯をすれば、濡れてくるはず。
緊張していると濡れにくくなるから、なるべくリラックスしてね。

 それと濡れやすさは個人差があるから、濡れなくてもあまり気にしないこと。
五感を研ぎ澄ませ、快感に身をゆだねていれば、自律神経の一つである副交感神経が優位になり、次第に濡れてくるはずだから、あせらずにね。
もし、濡れにくい場合はローションなどを使ってみてもいいと思うわ。
今は、食べられるローションなど種類も豊富に揃っているから、彼と楽しみながら選んでみて。

それでも濡れにくかったら…


 それでも、あまりにも濡れないなら、女性ホルモンの低下を疑ってみて。
不規則な生活を送っていたり、ストレスを抱えたりしていない?

 そういう人は、自律神経のバランスが乱れ、女性ホルモンが低下している可能性があります。
濡れにくくなれば、感じにくくなるなどセックスそのものがストレスになって、さらに濡れなくなる悪循環につながることも。
第7回「知らないと損をする?女性ホルモンの働き」も参考にして、女性ホルモンが低下しない生活を心がけてくださいね。

 あと、逆に濡れやすいから病気と思う人もいるみたいね。
でもほとんどの場合は心配なし。
ただ、おりものの量が異常に多かったり、異臭がしたりするなどの異変がある場合は、性感染症の疑いも……。
もし気になるようだったら、第5回「おりものやアソコのニオイをチェックせよ!」を参考にしたり、パートナーも含め、病院で検査してもらってくださいね。

「濡れる=感じている」ではない!


「濡れる」という現象について、よく誤解されることを話したいと思います。
実は、レイプなどの性暴力でも濡れることがあります。
なぜなら愛液は「興奮」によって出るものだから。
しかしレイプの場合は、快感による興奮ではなく、恐怖によってもたらされている興奮によるもの。だから濡れる=感じている(性交渉がOK)という意味ではないのです。

 しかし、「レイプ被害者が濡れていた(=受け入れるサインが出ていた)から、合意の上での行為だった」と加害者側が主張する場合もあるというから、本当にひどい話だと思います。
恐怖によって興奮状態に陥ったら、イヤでも濡れます。
その点、誤解しないでくださいね。

もっと気持ちよくなるには?


 もし、「濡れているのに気持ちよくない」と感じているなら、心の問題があるのかも。

 相手との関係はうまく行っている? 仕事を溜めすぎていない? 
ストレスや不安があると、セックスだって気持ちよくありません。

 セックスの快感をキャッチするのは、実は脳なのよ。
相手に不満があったり、悩みを抱えていたりしたら、気持ちいいセックスから遠のきます。
もし、相手とのセックスに不満があるなら、上手に伝えて一緒に気持ちよくなる方法を探してみましょう。
仮に「避妊して」と言えず、彼とのセックスに不安を抱えているなら、言い辛さも分かるけど、きちんと自分の意志を伝えることが大切よ。

 だってセックスは究極のコミュニケーション
相手のためにも自分のためにも、お互いに思いやりを持って楽しむことが大事!
「生の方が気持ちいい」「好きだから生でしよう」なんて、本当はお互いのためにならないことは言わなくても知っているわよね。

 お互いが満足できるセックスこそが、オーガズムへの近道よ。
オーガズムについては次回以降でお話しますね。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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