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  • 2013.09.05

婦人科医が教える!/予定外の妊娠に不安を感じたら…

第14回 妊娠したけど不安がいっぱい…!


「リスクが高い高齢出産への4つの対処法」「妊娠するまでに必ず済ませたい3つのこと」も合わせてどうぞ。

 妊娠したけど、産む決断が出来ない……。
もしも、予定外に「できちゃった」のなら、戸惑いますよね。
中絶については別の回で取り上げるとして、今回は妊娠中の不安についてお話しましょう。

妊娠したけど…うれしくない? なぜ不安を感じてしまうのか?

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
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 もし、あなたが「おめでた」なのに素直に喜べないとしたら、その理由はどうしてだと思いますか? 自分が何に対して不安を感じているか、紙に書き出すなどして、よく考えてみましょう。

 それは、妊娠や出産に対する不安? パートナーとの関係? 子どもを産んでからの生活?

 人によって不安はさまざまだけれど、あまり一人で抱えこまないこと。パートナーや医師、出産した友人、人生の先輩に相談したり、本を読んで妊娠・出産に対する知識を積んだりして、不安やトラブルに備えましょう。

 第12回「まさか妊娠?知っておきたいつわりの抑え方」でも触れましたが、妊娠初期はホルモンの急激な変動で精神的に不安定になりやすいとき。なるべく身体や心に負担をかけることのない生活を送りながら、充実した妊婦生活や生まれてくる赤ちゃんとの楽しい生活を想像して、前向きに過ごしましょう。

 だから、もし妊娠した友だちが、あなたに不安を打ち明けてきたら、話に耳を傾けてあげて。聞いてくれる相手がいるだけで、少しは心が落ち着くはずだから。

相手への不安があるとき


 結婚しているならまだしも、未婚で妊娠した場合は、まずパートナーとよく話し合わなくちゃね。
その上で子供を産むのか、2人で育てられるのかなどを考えていきましょう。

 あわよくば目当ての彼と「デキ婚」を狙っていたとしても、結婚できるかどうかはわからない。
相手に結婚の意志がなく、妊娠を告げたら逃げ腰になってしまった…なんてことも。
自分が思い描いていたシナリオ通りにいくとは限らないのが、妊娠や出産なのです。

 もし、彼の協力が得られないようなら、1人で産んで育てていけるかどうかを視野に入れてシミュレーションしてみることも必要だと思います。ただ、赤ちゃんはどんどん育っていくから、決断は先延ばしにできないのよね。

 急な妊娠で悩まないためにも、普段からセックスをすれば妊娠の可能性があるということを忘れないでくださいね。堕胎したことで心に傷を負うのは自分よ。産んで育てていく自信がないようだったら、避妊は絶対しなくちゃダメ!
あなたが避妊をしたいと思っても言い出せなかったり、彼が避妊に協力してくれなかったりしたら、一度お互いの関係を見直してみたほうがいいんじゃないかしら。

健康な子どもが産めるかどうかの不安


 強い薬を服用したなど、妊娠中は禁忌とされていることを、妊娠とは気づかずにしてしまったことがあるかもしれないわよね。ただ、よほどのことじゃない限り影響がないことが多いんだけど、もし気にかかっているようであれば、主治医に相談しましょう。

 また、高齢出産の場合、気にかかるのがダウン症などの先天性異常のリスクです。
確かに、高齢出産では先天性異常のリスクが高まります。ですが、それを心配しすぎるも考えものです。

 今は技術の進歩により、出生前検査でさまざまなことがわかるようになってきました。
芸能人が検査して話題になったクアトロテストは、母親の血液を調べてダウン症などの染色体異常の「確率」を調べる出生前検査のひとつです。高齢出産なら心配で検査を検討する人もいるでしょう。

 出生前検査を受けるのも、その人それぞれが決めること。どんな子を望んでいるかもその人が決めること。
もし出生前検査で先天性異常の確率が高くても、それは100%ではありませんし、実際産んでみたら異常はなかった、ということも多々あります。

 出生前検査を受けることで不安を解消するつもりが、逆に不安材料になることもあります。
今は検査を比較的簡単に受けられるようになりましたが、検査で出た結果をどう受け止めるかの覚悟もないまま受けるものではないと思います。

一番大事なのはあなたの気持ち


 妊娠中、不安はつきませんが、最終的に一番大事なのは、あなたの「産みたい」気持ちではないかしら。
産みたい気持ちがあれば、妊娠中の不安も乗り越えられると思います。

 妊娠したことを1人で悩んでいても何もはじまりません。パートナーや家族と、どうするかを前向きに考えていきましょう。  次回は「出産は痛くて怖い!? 婦人科医から妊娠にネガティブなイメージを持ってる女性へ」をお届けします。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵


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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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