• sex
  • 2013.08.08

妊活戦線異状あり! リスクが高い高齢出産への4つの対処法

婦人科医・松村圭子先生が女性の性の勘違いに物申す!卵子も老化していくという、基礎的ながら受け入れづらい実情を知った前回。では、キャリアプランも考えた現代女性が高齢出産のリスクに備えるにはどうすれば?実は卵子の老いるスピードは緩めることができました。

 前回「妊活戦線異状あり!20代~30代前半で妊娠のハードルの高さを自覚せよ!」では、妊娠・出産を望むなら身体的には、20代~30代前半がベストということを話しました。

 もし、人生のパートナーと出会い、子供を産みたいタイミングが30代後半だったら? 
今回は、高齢出産になりそうな女性が今から覚えておきたいことを話しますね。

第10回 高齢出産のリスクと卵子の老化を緩める方法

松村圭子先生 オトナの悩みに答える!婦人科医の特別診察室
jane rahmy


 まず、高齢出産のリスクね。
高齢になると卵子が老化し、妊娠しづらくなるばかりか、流産の可能性が高まります。
胎児の染色体異常の確率が、20代では1000人に1人、30代前半では600人に1人、35歳では300人に1人くらいの割合で増加します。 リスクには個人差があるし、あまり心配しすぎるのも問題だけど、それは頭に入れておいてね。

 将来妊娠を望むなら今から心がけて欲しいのは、卵子の老化のスピードを緩めること。 卵子の老化はくい止めることができないけど、加速なら緩めることができます。

その1 活性酸素の影響を減らす


 まず第一に、老化の原因と言われる活性酸素の影響を減らすこと。
ストレスや睡眠不足は活性酸素を増やしてしまうから注意してね。 添加物を含むジャンクフードや悪い油で揚げた食べ物も要注意よ。 抗酸化作用ビタミンといわれるビタミンA、C、Eも意識して摂るようにして。
色の濃い野菜には、抗酸化作用のあるファイトケミカルが含まれているからおすすめよ。

その2 タバコはやめる


 それとタバコは絶対にダメ。なぜならタバコは血管の老化を早めるから。
それにみなさんは、赤ちゃんはどこから栄養を摂って育つか知っていますか? 
それはお母さんと赤ちゃんを結ぶ胎盤。 タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があります。
もしタバコを吸い続ければ胎盤へ流れる血液が少なくなり、赤ちゃんへ栄養や酸素が届きにくくなるわ。
そのため、赤ちゃんが十分に育たず、低体重で産まれたり、早産になったりする原因にもなるのよ。

 タバコは習慣性があるからやめるのに時間がかかるので、喫煙者は今すぐ禁煙を始めましょう。
タバコは百害あって一利なしよ!

その3 太り過ぎない


 あと、太りすぎないことも大切よ。 脂肪が増えすぎるとエストロゲンの分泌量が増え、ホルモンバランスが乱れます。妊娠しにくくなるだけでなく、子宮体がん、乳ガンのリスクも高くなります。
かと言って痩せ過ぎるのもダメよ! バランスのとれた食生活と適度な運動で体型維持を心がけてくださいね。

その4 規則正しい生活を送る


 第7回「知らないと損をする?女性ホルモンの働き」でも触れましたが、自律神経のバランスを整えることは「女性ホルモン」のバランスを整えることにもつながるわ。 規則正しい生活を送るようにしてくださいね。
あと睡眠はしっかりとること!



 不安ばかりがつきまとう高齢出産だけど、ネガティブなことばかりではありません。
35歳過ぎても元気な赤ちゃんを無事、出産している方はたくさんいます。
精神的に落ち着いている年代だから、出産や子育てについて勉強し、前向きに臨んでいる人も多いわ。

 もし、あなたができるだけ元気な赤ちゃんを産みたいのなら、卵子や身体の老化を早めないことが大切だと思います。
相手が見つかってから慌てて「妊活」を始めるより、今から健康体に整えておきましょう。
30代後半の妊娠・出産もきっと有利になるはずよ。

 次回は、妊娠前にやっておいてほしいことをお話します。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵


Twitter、FacebookでAMのこぼれ話をチェック!

読者アンケート

AMではより楽しく役に立つサイトを目指すため、読者アンケートを実施しております。
本アンケートにご協力お願いします。
アンケートはこちら

あわせて読みたい

7月特集
SEX新連載

ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

今月の特集

AMのこぼれ話