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  • 2013.06.13

処女じゃないのに性交痛や出血が。これって普通?

婦人科医・松村圭子先生が女性の性の勘違いに物申す!はじめてのセックスの相手だとなぜかいつも痛いと感じてしまう、処女ではないのに性交するたび出血が…そんな女性のお悩みに対し、医学の観点から具体的な解決方法をお伝えします。

第一回「秘密の花園『女性器』について考える」はこちら

第2回 性交痛や出血の原因とは

「セックスすると痛い!」原因は、腟炎などのトラブルも考えられるけど、多くは前戯不足。

 腟が愛液で濡れていないから、挿入時に摩擦を生じ、痛みを感じてしまうの。
この愛液とは、興奮によって局部が充血し、血管からしみだしてくる水分。
つまり腟から出る汗みたいなものです。

松村圭子先生 婦人科医の特別診察室
by Bhumika.B

 緊張やストレスがあったり、冷えがあったりすると、血管が縮こまって血行が悪くなり、愛液は出にくくなってしまいます。
だから時間をかけた前戯で心と体のこわばりをほぐし、充分に愛液を出してあげることが必要です。
上手に彼を誘導して、自分も相手も気持ちいいと感じるセックスを目指しましょう。

出血の原因は子宮入り口のただれ「びらん」の可能性があるかも

 また、子宮の入口がただれている「びらん」があると、出血を起こしやすくなります。
このびらんは、女性ホルモンによって起こるもので、20代~40代の約9割にみられるポピュラーな状態です。
セックスで刺激を受けると、びらんから出血することがあります。

 びらんは病気ではありませんが、子宮頸がんはびらんの部分から発生するので、子宮頸がん検診は定期的に行うようにしてね。

 あと、クラミジアなどの性感染症にかかっていると、炎症によって出血しやすくなることもあります。
いずれにしろセックスのときに痛みがあったり、その都度出血を繰り返したりする場合は、何が原因かをはっきりさせるために一度病院で診てもらったほうがいいわ。

野外セックスは雑菌に気をつける
セックスは清潔であることが基本

 それと、これからの季節に気を付けてもらいたいのが、野外でのセックス
夏は気分が高揚して、野外でセックスしてしまう人もいるのでは?  でも野外は雑菌だらけ。

 さすがに最近は清潔志向で少なくなりましたが、夏の開放感からそういったプレイに走りがちです。
不潔な場所でのセックスで、膀胱に雑菌が入り、膀胱炎になる危険性もあることを覚えておいてね。
野外でのセックスじゃなくても、行為の前にはシャワーを浴びて清潔を心がけることが基本です。

伸びた爪は出血の原因にもなる

 また、爪が伸びた指で乱暴に腟をグリグリやられたら傷ついて出血することもあります。
この場合の出血は、擦り傷と一緒だから、痛みが治まり、出血がなければとくに治療の必要はありません。
でも、だからといって、爪が伸びた指で触ってくるパートナーは考えもの。
不快なことは不快と、きちんとパートナーに伝えられる関係でありたいですね。


 最初にも言いましたが、緊張やストレスがあると、愛液は出にくくなります。
つまり、体はメンタル面に左右されてしまうもの。
セックスをしたときに痛みがあった、病気になったなどの嫌な経験がトラウマになれば、濡れにくくなるし、それが性交痛にもつながります。
だから、パートナーと一緒に気持ちよくなるためにも、2人が安心して楽しめるセックスをすることが一番。

 濡れるまで前戯を丁寧にしてほしいことや、不快なことは相手にうまく伝えて。
安心できるセックスは、気持ちよさにもつながるわ。

 そうすれば、性交痛や出血などのトラブルも減っていくはずよ!

 次回は、謎のメカニズム「潮吹き」についてお届けします。


監修/松村圭子先生
Text/平川恵

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ライタープロフィール

松村圭子
婦人科専門医。広島大学医学部卒業。成城松村クリニック院長。

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