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  • 2013.04.23

女子が群がる奇祭”かなまら祭り”に潜入!

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 性器信仰で知られる金山神社で、年に一度だけ開催される奇祭…それがかなまら祭りです。
その起源は江戸時代、女娼たちが性病除けや商売繁盛を祈って行った「地べた祭り」にまで遡るそうですが、その後衰退したり、民俗学の観点から再び注目されたり、みうらじゅんやピエール瀧等のサブカル著名人にフィーチャーされたり…などの紆余曲折を繰り返して、今ではすっかりサブカル男子御用達のおもしろイベントになりかけています。
なんか引っかかりますよね。
というわけで今回は、そんなサブカル男達の選民意識に汚れた巨大ペニスを鑑賞しに行って来ました。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り
少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 会場である川崎大師駅に着くと、サブカル系の若者(カップル率も高い)はもちろんのこと、外国人観光客の数もかなり目立っており、彼らは集団でハイになって「Wow~~~!!」等と叫んでいました。
高いお金を払ってこんな辺鄙な国の辺鄙な街に来て見るものがしかもチンコってもう「Wow~~~!!」とでも言わなければやってられない現実があるのかもしれませんが、その陽気なムードに、アングラ気分に浸りたいサブカル坊やの男心はズタズタに…なっているかと思いきや、釣られてややポップな表情になっていたりして、実は個として弱いサブカル男子の実態を見たような気になりました。
弱いからこそ、巨大ペニスとか、奇祭とか、アクの強いものに寄りすがってしまうのか……。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 と、自分でもなぜこんなサブカル男子にむしゃくしゃしているのか全く分からないまま境内へ進むと、中は凄まじい混雑になっていました。
そのあまりの混雑っぷりと、ジャパニーズ・アングラの毒気にやられてしまったのか、グッタリとうなだれる外国人観光客の姿がチラホラ。

 そんな中、会場BGMは「stand by me」と意味深で、そのまったりしたテンポが、どこかムクムクと屹立(stand!)していくそれを連想させ、普通に興奮させられます。
どうしてみんなヘラヘラしてられるの?
そして驚いたのが、敷地の真横には幼稚園があり、更にその隣は病院だったこと。
街そのものがなんかすごいです。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り
少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 しかし、到着するのが遅かったせいか、御神輿(「デッカいマラ!と連呼しながら街を練り歩く」)などのイベントは全て終わっており、偶然参加できたという女性に感想だけ聞いてみると、

「あんなに恐ろしいものはない。
巨大ペニスについていったら、いつの間にか全然関係のない場所に放り出されて、おかげで20分間も迷子になってしまった」

 と青ざめた顔で報告され、その恐ろしいまでのサブカルヤリチン気質に怒りが再燃。
いつもそう! あいつらのチンコはそうやって私たちを振り回すのよ!!
やたらと色気を振りまきやがって!! 思わせぶりな態度ばっか取りやがって!!
ひっこ抜いてやる!!!!!

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り
少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 巨大ペニスの父性に甘えてほとんど言いがかりみたいな事を思いつつ、そんな荒ぶる気持ちを昇華させたくて、境内で最も混雑していた飴細工売り場へ飛び込んでみました。
お目当てはこの祭りの名物でもあるペニス型&ヴァギナ型の飴細工(各600円)ですが、例年早めに売り切れてしまうので、焦った人々がテントに殺到。
3大欲求を剥き出しにした人々が「ちんこ3つください!!!」「まんこ3つください!!!」と叫ぶ様は凄まじく、おまけに買うまえでの間1時間ほど押し合いっぱなし。
いっそそこらへんの男子を捕まえて本物のちんこを見せてもらった方が早いんじゃないかと思ったほど、600円の仮想ペニスは遠かった。

 ちなみにここでは流石の外国人観光客たちもゲッソリしていて、というより、そんな場所でも無表情でジッと耐えている我々に引いている感じでした。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 そんな飴細工は、敢えて人前で食べるのが風物詩となっているようで、境内の至る所で、ドヤ顔のフェラ顔が散見出来ます。
主にそれは女子のものですが、個人的に…そしてAMの読者的にも推したいのが、サブカル男子のフェラ顔です。
ぶっちゃけこの祭りに来た目的も、これでした。
先程も書いたとおり、女子のそれは注目されるだろう、と分かった上でのフェラ顔なのですが、彼らはもう全くわかってない。
おまけにしゃぶり方も分からないし、分っていると思われても困るし、照れているとも思われたくないし、なるべくさらっと舐めたい! みたいな男ジェンダーハイパーMAXこじらせ状態から生まれた、「おそるおそる…ちゅっ…ちゅっ、ちゅ…♡」の愛らしさね。
色々気にしすぎて逆にエロくなっちゃってますけど! みたいな。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り
少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 最後は、そんな愛らしい男子たちのsuckを楽しみつつ、境内のペニス像を見て回ったのですが、(この私が)思ったよりエロさを感じられず、それはなぜかと観察してみたら、形状がなんともギャグっぽいというか、男子の描いたラクガキっぽいからだということに気が付いた。
きっとペニスにセクシャルなものを感じたことが無いんだろうな、というような造形というか…。
うーん、別にエロくなくても良いんだけどさ。

 それに比べ、浅草橋のオカマバーから寄贈されたという「エリザベス神輿」のいやらしさ! 分かってますねえ!
と叫びたくなるようなカリ! カリ! カリ! 最高です。

そして印象的だったのが、こんないやらしいものが街を練り歩く風習のある、この川崎大師という街の住民たちが、妙にエロかったことです。
このエロいって決して俗っぽいエロさとか、みんな性欲ギンギンだったとかそういうワケでは決してないのですが、こう下町の住宅街でしっかり家族を作っている感じというか、そんな雰囲気が妙に健康的でエロいのでした。

少年アヤちゃん 東京散歩 かなまら祭り

 そしてその後、立ち寄ったレストランで早速飴細工を開封してみたら、なんとすでに粉々になっているペニス飴が!
同行した友人のそれもボロボロになっていて、そんなに衝撃とか与えてないのに……と不思議だった。
チンコってなんて繊細なんだろう。
そしてガラスのように尖った破片が口内の粘膜をひっかいて、ちょっぴりケガをしてしまいました。
ガラスのように攻撃的で、繊細なのがペニスということか。
おまけに中は空洞……。

 それに比べ、ヴァギナ飴のなんとまあ頑丈なこと。
試しに机に叩き付けてみてもちっとも割れず、後日食べてみたら、舐めても舐めても何故か減らず、2日経ってようやくクリトリスがすり減ったくらいだった。
…なんだか、色々なことを考えさせられる飴でした。

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ライタープロフィール

少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。

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