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  • 2012.11.14

ベジフェスに集うモテベジと負けベジ

 こちらの連載では、少年アヤちゃんが東京各地を散歩しながら、その時に感じた・見たものを写真日記風に語っていきます。ぜひアヤちゃんと一緒に散歩気分を味わってみてくださいね♪ 
読み進めていくうちに、各地域別の男女の様子が浮かび上がってくるかもしれません。

仮想敵と戦うアラサーにはぴったりなベジ食…!?
口の中で大爆発するクスクスと「肉食いてえ」なテンペ

 休日の代々木公園で得たものは、無理矢理斜に構えて、そこで幸せそうにしている人たちをディスり倒す…という、追いつめられた小動物並に余裕の無くなっている矮小な自分を知った、ということのみでした。
皆さんはどうですか? そういう節、ありませんか? カップル=サンドバッグみたいに思うことで自分を守っていませんか?
なぜ守りたいんですか? 守ってどうするんですか?

少年アヤちゃん 東京散歩

 考えれば考えるほどイライラしてきた私は、公園のすぐ隣で開催されていた、「ベジフェス」へと赴くことにしました。
このイベントは、ベジ(菜食主義)を世に知らしめるという目的を秘めた高尚なイベントで、全国津々浦々から意識の高い人たちや、値段の高い野菜が集うことで知られています。
 おまけに、ベジ食には「イライラを抑える」効果もあるそうで、孤独ゆえについつい仮想敵と戦いがちな独身アラサーや、男性経験ナシの皆さんにも持ってこいな感じでした。もちろん、私にも…。

少年アヤちゃん 東京散歩
少年アヤちゃん 東京散歩

 あまりにも素朴なゲートをくぐり抜けると、いきなり「チャクラまんじゅう」という看板が目に飛び込んで来ました。
字面だと何とも笑いを誘いますが、「食べると直感力が冴える」とのことだったので、恋活の一環としてひとつ購入。
すると明らかに「これはヤバい」と思わせるようなパープルのまんじゅうが現われました。まんじゅうなのに、ゴムのような光沢を放ちながらプルプルと震えていて…。最近、コンビニで様々な変わり種の肉まんが流行っていましたが、コレはそのすべてを凌駕している感じです。

 しかし、勇気を出して一口食べてみると、味は驚くほど普通な感じで、別に美味しくもなんともないザラついたあんこがたっぷり入っているだけでした。
そして食べ終えてから気付いたのは、このまんじゅうを買った時点で直感力は絶望的だということ。

少年アヤちゃん 東京散歩
少年アヤちゃん 東京散歩

 調子に乗って、ガンガンベジ食にチャレンジしてみました。 まずはクスクスのカレー。一番良い匂いだったので真っ先に並びました。
値段の割にちょっと量が少ない感じでしたが、「大盛りで!」とか言ったらハブにされそうなムードだったので言えず…。
そしてカレーそのものは美味しかったですが、メインのクスクスがかなりのくせ者で、細かい粒が咀嚼するたびに口内中に散らばり、最終的には「宇宙はこうして始まった」状態になってしまったのです(爆発)。
なにより、食後にその粒を舌先のみで回収して行く様がかなり惨めで、とても男子の前では食べられないと思いました。クスクスは女子会メニュー決定です。

 続けて「肉そっくりですよ」と言って勧められたテンペ。大豆を原材料に、限りなく肉の食感に近づけたという逸品です。
味は、ひとくち噛むと、「美味しい!」という感覚のあとに「美味しいか?」という第二波が即座に押し寄せ、なんとも不思議な感じでした。
   うまく印象を掴めないままもうひとつ食べてみたら、またしても味がよく分からず、うーん…と考えた末に「だったら肉が食べたい」とか思ってしまった愚か者は私です!! 申し訳ございませんでしたーーーーーーっ!!!

少年アヤちゃん 東京散歩
男性客は仙人度数がかなり高かったです

モテベジと負けベジの間にある大きな川
会場のベジ男たちは皆自称質素なモテベジを追いかける…

 せっかくなので、ベジピーポーの観察もしてみました。余計なお世話と知りつつ言わせて頂くと、ベジ系女子は大きく2つの人種に分けられる事に気付きました。ズバリ、モテベジと、負けベジです。

少年アヤちゃん 東京散歩
少年アヤちゃん 東京散歩
すごい色の飲み物…

 モテベジは、ベジ食を食べ、オーガニック系の化粧品を使いつつ、おしゃれにもかなり気を使っていて、髪型はお団子という…。
無印女子の究極という雰囲気です。こだわっているくせに、こだわりぬいているくせに、計算し尽くしているくせに、「ラフです」とか言えちゃうこの感じ。そして男子達はそこに至るまでに必要な筋力など想像しえないので、平然と「飾らない人だぁ」なんて言うんですよ。バカか!!! って。ツッコミよりボケたい派の私ですらそう思ってしまいました。
…けど、まあ要するに嫉妬なので、彼女たちは何も悪くないんですけどね。もちろん私も悪くありません。悪いのは男です。

Nurture By rickyqi

 一方負けベジは、非常にシンパシーを感じる存在で、とにかく全身パッサパサで水分のかけらもない状態でした。
なのに生命力は異常に強そうで、眼光が鋭く、イメージで言うと蒼井優とオノヨーコを足した感じ……とにかく尖りすぎです。
挙動も独特で、主張を訴えたいがために先走りしてしまう感じがなんともデジャヴというか、かなり身に覚えがあり、ドキッとさせられることしばしでした(通行人にいきなり玄米を押し付けられたり)。


 そんな彼女達からしたら、俗世のモテという概念はクスクスを吐くほどどうでも良いことなのだとは思いますが、個人的にはその必死さや実直さというのは、貴重な愛されポイントなのではないかと思いました。
なのに、会場のベジ男たちは皆、自称・質素なモテベジばかりを追いかけて…。
結局、どこの世界で何を食っていても起きていることは同じなんですね。気が狂いそうになりました。


少年アヤちゃん
ベジフェスに馴染めない様子のアヤちゃん…
プロフィール
大泉りかさん 少年アヤさん 犬山紙子 脱ブス

少年アヤちゃん

平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。 ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。
ブログ:少年アヤの尼のような子
ツイッター:@omansiru



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ライタープロフィール

少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。

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