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  • 2012.09.26

第4回:長くは続かない!? 恋人とのブスな生活

“携帯勝手にのぞき見”は男にとって最ブスNG!?

By Phillip Pessar
©By Trang Angels

「ロックとは、ジャンルではなくスタイルのことである」と言われます。
「ロック」をそのまま「ブス」に置き換えても、それは成立するでしょう。

 ブスとは、決して見た目の美醜についての「ジャンル」ではありません。
言葉やふるまいなど、異性から見た生き方の「スタイル」の問題なのです。

 これまで3回にわたって、出会いからデート、セックスに至るまでの、“NG女”体験談をご紹介してきました。
しかし、晴れてパートナーと恋人同士になった後も、ひょんなことから「あれ、こいつ言動がブスだな」と思われてしまう危険性は健在です。

 いや、むしろお互いのライフスタイルを深く知れば知るほど、“NG認定”されてしまう機会は増えると言っていいでしょう。
付き合ってからのほうが、“ブスリスク”は常につきまとうのです。

「同棲していた彼女を驚かせようと、トイレからこっそり部屋に戻ったら、彼女がなにやら不穏な動き。問い詰めると、私の携帯を勝手に覗き見ていたことが判明! 自分の彼女に限ってそんなことはしないと思っていたのに……。信用されていないことが悲しくて、それ以来彼女とは距離を置くようになってしまいました」(24歳・ショップ経営)

 カップルの永遠の命題とも言える「携帯のぞき見問題」。
過去に何度もカレの浮気や女遊びの前科があるならともかく、「初犯」の証拠集めとして携帯を勝手にのぞいてしまうのは、たいへん危険です。
万が一のぞいたことがバレたうえに、相手が「無実」だった場合、取り返しのつかないことになります。

 恋人とはいえ、踏み越えてはいけないプライバシーがあり、その「最後の砦」を携帯電話だと考えている男性は案外多いようです。
相手の男性がシロであればなおさら、「疑われた」「信用されていなかった」という事実は、ふたりの信頼関係に決定的な亀裂を生むきっかけになります。

 幸い、スマホが主流になってからは、パスワードでロックをかけるほうが「常識」になったので、不要な詮索はしたくてもできなくなりつつありますね。 お互いのためにも、そのほうが幸せなのかもしれません。

“仕事と私、どっちが大事?”は男から退路を奪う愚問

「彼女との旅行の計画が、仕事のトラブルでドタキャンに……。俺だって残念だけど仕方ないことだし、申し訳ないと思っているのに、彼女に責めるような言い方をされてつい逆ギレしてしまいました。どうして女って、すぐに仕事と自分を天びんにかけるような言い方をしてくるんですかね……?」(31歳・自動車メーカー)

 こちらもおなじみ、“仕事と私、どっちが大事?”問題です。
さすがに、これほどベタなセリフをそのまま言う女性はいまどき少ないと思いますが、言い回しや態度で、これと同じ問い詰め方をしてしまっているケースはたくさんあるのではないでしょうか?

「君のために仕事しているんだよ」という模範回答も、使い古されてしまえば効力ゼロ。
どう答えたって納得してもらえないことがわかっているだけに、男性は理屈も言葉も奪われたような気がして追いつめられ、「めんどくせえな」と思ってしまいます。
そう、男性は答えを出せない問題や、正解のないクイズを出されるとイラッとしてしまうのです。

 女性だって、“仕事と私、どっちが大事?”が「愚問」だということくらい、わかっています。
本当はそんな質問に答えて欲しいのではなく、「寂しがっている私のことを忘れないでね?」というアピールがしたいだけ。

 一方、男性もそんな素直になれない女心をわかってはいるんです。
「そうか、寂しい思いをさせちゃって、ごめんね」と言って、誠心誠意あやまればいいことも、重々承知しています。

 しかし、それでも、あえてなお!
「仕事のほうが大事なんだね」みたいな言い方をされると、選択を強いるような問い詰め方に対して、男は答えを返さないと気持ち悪いんですよ。
でも、その質問に答えは出せないから、追いつめられて余計むなくそが悪い。
その結果、「どう答えても不機嫌なくせに、あえて困らせる質問をするなんて……」というマイナスの感情を女性に抱いてしまうのです。

ブスとは存在ではなく、現象なのだ!          

By Phillip Pessar
©By Mads Boedker

「不機嫌になると急に黙ってしまい、聞いてもその理由を教えてくれないんです。不満があっても伝えてくれなきゃ解決できないのに、心のシャッターを下ろして閉じこもってしまうところが嫌いですね」(26歳・プログラマー)

「職場の人間関係でトラブルがあったらしく、落ち込んでいるので話を聞きました。なんとかしてあげようと思って、“こうすれば?”“ここが伝わってないんじゃない?”と助言しているのに、彼女は“でも…”“そうなんだけど…”と、いつまでも不満をグチグチ口にしてばっかり。ちっともアドバイスを聞き入れようとしないので、最終的には私と彼女がケンカになっちゃいました」(29歳・営業職)


「ささいなことからケンカが多くなり、“私たち、いったん距離を置く期間がほしい”と言われて3ヶ月。結局、彼女はその間に別の男を作って別れていきました。距離を置けば修復できるチャンスがあるかも……と思っていた私は、とんだバカを見た気分です。別れるつもりだったなら、最初から“別れよう”と言ってくれー! 別れた理由も聞くことができないままだったので、今も納得できません」(22歳・アルバイト)

 こうした男性からの声は、女性から見ればどれもこれも「なんでわからないの?」と思うようなことばかり。
こんなことを「ブス」「NG」と言われたら、たまったもんじゃない、というのが本音ではないでしょうか。

 ことほどさように、男と女は、受け止め方の違う生き物なのです。

 愛する男と、愛する女。
そこにブスは一人もいません。
ただ、男と女のわかり合えないすれ違い、その摩擦で生まれてしまう熱量をブスと呼ぶだけ。
つまり、ブスとは「存在」ではなく「現象」なのです。
 男と女の出会いの数だけブスは生まれます。
学校からいじめがなくならないように、ブスもまたこの世から消えることはありません。
だからこそ、私たちはお互いのちょっとした思いやりと想像力で、できるだけNGがOKに歩み寄るように手を取り合うわけです。

 願わくば、あなたとめぐり合う男性が、お互いの中に潜むブスと向き合い、ブスと共存してくれる男性であることを――!

Text/Fukusuke Fukuda

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