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  • 2012.07.09

セレブたちの恋愛遍歴 第1回:『ブリジット・バルドー』

 往年セレブたちが持つ外見や演技のスタイル、そして生き様は本当に色とりどり。その中でも特に、彼女たちの個性がくっきりと浮かび上がるものがあります。それは、「恋愛遍歴」。自由気ままに小悪魔な恋愛を繰り広げる女性から、ひとりの人を愛し続ける女性まで、セレブといえど十人十色です。こちらではそんな彼女たちの恋愛遍歴をお伝えしていきます。

第1回:小悪魔の頂点『ブリジット・バルドー』

Brigitte Bardot By classic film scans
©Brigitte Bardot By classic film scans

 BB(ベベ)の愛称を持つフランスの大女優ブリジッド・バルドー。彼女は1952年にフランス映画界にデビューしました。自分らしく奔放に生きる女性を多く演じ、キュートな唇と子猫のような振る舞いに多くの国民が虜となったのです。そして、BBの何よりの魅力は、映画の中だけではなく実生活でもそれはそれは小悪魔だったこと。

夫の監督作で共演者と恋に落ちる♥

 彼女が一躍注目された作品は、1956年のフランス映画『素直な悪女』です。この作品の監督はBBの最初の夫である、ロジェ・ヴァディム。ふたりはBBが16歳の時オーディションで出会い、彼女が18歳を迎えた年に結婚。その四年後に自身の初監督作品でもある『素直な悪女』にBBを起用したのですが、なんと彼女は相手役であるジャン=ルイ・トランティニャンと映画内の設定同じく恋に落ちてしまうのです。そうして、6年の時間をともにすごしたヴァディムとは離婚。22歳のBBは博学で野生的なジャンと5年もの時を過ごします。彼女はジャンのことを「愛する男性に従う女の幸せを彼は教えてくれた」と話しているそう。

出演契約を破棄してまでもそばにいてもらえる

 自身の仕事が忙しくなったBBは、ジャン=ルイとはすれ違いが増えるにつれ別離。大スターであるジルベール・ベコーや友人の恋人だったジャズシンガー、サッシャ・ディステルと次々と浮名を流していく。そして彼女は25歳の時、ある男性との間に初めての子供をもうけます。それは、映画『危険な曲がり角』で若手スターとして上り調子だった俳優・ジャックシャリエ。ジャックは、BBは寂しがりやだから子供が必要だと、特に子供を望んでいなかった彼女に子供を生ませることとします。しかし、BBは妊娠中、身ごもったことをマスコミに隠すことや、ひとりで過ごすことの辛さに毎日泣いていたそう。それを見かねたジャックは、彼女のそばにいるために、なんとあの名作映画『太陽がいっぱい』の出演契約を破棄してしまったのです。スターへと成り上がる片道切符を犠牲にしてまでも、自分と一緒にいてもらえるなんて…本当にうらやましいですね。

 

出会うのが十年早かった・・・生涯の恋人出現

Brigitte-Bardot12 By judacoregio
©Brigitte-Bardot12 By judacoregio

 しかし、彼女はそれでもまだ恋に落ちるのです。子供までもうけたジャックとの関係は、やはり出演破棄がきっかけとなり、少しずつバランスを崩してしまいます。そこに現れたのが映画『真実』で共演した、サミー・フレー。サミーの兵役でさみしがったBBが誕生日に自殺未遂を起こすという事件は起きましたが、彼が兵役から戻ってきたあとは田舎町でゆっくりと過ごすなど、彼との関係は3年続きました。ところが、友人が連れてきたブラジル人ミュージシャン、ボブの陽気で明るい魅力にBBは惹かれてしまう。そして、ある時ついに彼女は、ボブとサントロペでの浮気旅行を決行するのです。それに激怒したサミーは、彼女の元を無言で去ってしまいました。BBはサミーのことを本来なら生涯一緒にいれた男性だといっているのですが、去るところは止めなかったそう。別れのときだと判断すれば、いくら愛していた男性でも、一切ひきとめないのが彼女のやり方なのでしょう。

「さよならは言われる前に言うわ。決めるのは私よ」

 とはいえ、この後もBBはセルジュ・ゲンズブールにドイツの大富豪、十歳年下の若いツバメ、と次々に恋におちていきます。四回の結婚をし、恋愛スキャンダルの女王とまでいわれたBBでしたが、彼女はとにかく自身の感情に忠実だったのです。寂しがりやな彼女は、常に愛を求めていました。その裏返しでもあるのかもしれませんが、BBは「さよならは言われる前に言うわ。決めるのは私よ」という有名な名言を残しています。愛に忠実である自分を許すかわりに、さよならだけは自分で決めることを守り、必要以上に傷つくことを避けていたのかもしれませんね。決して真似はできないけれど、女なら一度は憧れる、世紀の小悪魔ブリジッド・バルドーの恋愛遍歴でした!

Text/AM編集部

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